フェイシャルエステサロン開業を目指す人必見!開業マニュアル公開!
「フェイシャルエステサロン開業を目指しているけど、開業のために何をどうすればよいのか分からない。」という方のために、ここでは、開業を目指す人に必要なノウハウをお教えいたします。
体力を使うボディエステと比べて、比較的始めやすいとされているフェイシャルエステサロン。
また特別な資格も必要ないので未経験の方でも開業しやすく、年齢や経験の有無を問わず挑戦しようとする方は多いのが実情です。
しかしながら、何事も初めが肝心!準備をしっかりしないと、開業してから「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔することになるかもしれません。
お客さまに愛される、息の長いフェイシャルエステサロンにするために、これを読んでしっかりと開業のためのノウハウを身につけてください。
夢のフェイシャルエステサロンのオーナーへの道が一歩近づいてきますよ。
目次
フェイシャルエステサロンの仕事について
エステティシャンとして働いていらっしゃる方はご存知でしょうが、ここでは経営者としての仕事も含めてフェイシャルエステサロンの仕事の流れについてご紹介いたします。
開店準備
まず出勤後最初に行なうのが、店内の清掃です。
お客さまがエステサロンに来る目的は何でしょうか?美しくなるため?それはもちろんですが、日常から離れて癒されたいという想いで来られるお客さまがほとんどです。
エステサロンは癒しの空間でなければいけません。
そのためには店内を常に清潔に保っておくことが重要です。
玄関やフロアはもちろん、棚のホコリ、ガラスや鏡の指紋など店内の隅々にまで掃除を行き届かせるようにしましょう。
また見落としがちなのがお店の外です。
お店の外もキレイに保っておけるよう毎日欠かさずチェックすることが大切です。
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掃除ができたら次にお客さまを迎える準備をします。
お客さまにお出しするドリンクの準備、施術で使う備品の準備などを念入りに行なっておきます。
施術中に備品がなくなって席を立つということがないように気を付けましょう。
そして、その日に予約が入っているお客さまのカルテの確認などその日1日のスケジューリングを行ないます。
施術を楽しみに来られるお客さまに気持ちよく過ごしていただけるために、余裕をもったスケジューリングが大切です。
さて、開店準備が整いました。
開店15分前です!
サロンワーク
さていよいよ開店です。
予約のお客さまが来店されました。
まずはお出迎え、そしてカウンセリングを行ないます。
カウンセリングは、お客さまの肌の状態を確認するのはもちろんお客さまとコミュニケーションを取ることができる大切な時間です。
カウンセリングに続いては施術、アフターケアを行ない、お見送りを行ないます。
予約のお客さまがいらっしゃらない時間は、次のお客さまをお迎えする準備をしたり、集客のためのチラシ配りやSNSの発信、技術向上のための勉強時間にあてます。
オーナーは、これらを率先して行なうのはもちろんスタッフの指導やスタッフへの指示、サロンに来られる全てのお客さまが気持ちよく過ごしていただけるようサロン全体をマネージメントする仕事もあります。
常に気が抜けない状態です。
閉店準備
その日最後のお客さまをお見送りしたら閉店準備です。
その日ご来店いただいたお客さまのカルテを整理したり、片付けを行ないます。
カルテ整理はエステティシャンにとって施術と同じぐらい大切です。
お客さまに行なったその日の施術内容はもちろん、肌の状態やお客さまとお話しした内容などを書き留めておきます。
これらすべての情報が、次にお客さまが来られた時の大切な資料となります。
忘れないうちに必ず書き留めておきましょう。
その日施術に使った機械や用具の洗浄・消毒、使用済みタオルの洗濯などから始まり施術ベッド回りの片づけを行ないます。
閉店後
その日の売上・業務日誌などをつけます。
それを基に明日以降の売上目標の調整や、問題点があれば改善策を練ります。
また必要に応じてスタッフミーティングや技術向上のための研修なども行ないます。
サロンの仕事はざっと挙げただけでもこのようにたくさんあります。
このほかにもオーナーは、在庫管理や発注業務、経営業務など幅広い仕事を担っていくことになります。
フェイシャルエステサロン開業準備
前項でエステサロンの1日の仕事の流れについてご紹介いたしましたが、エステサロン未経験の方は大変な仕事だと思ったのではないでしょうか。
こんなに大変なら、開業するまでの道のりもかなり難易度が高いのでは?と思っているかもしれません。
実を言うと、フェイシャルエステサロンを開業するのは簡単です。
開業までの主なステップは4つだけ。
ここでは開業までに必要な4つのステップをご紹介いたします。
サロンコンセプトの決定
開業すると決めたら、まずはあなたが経営したいフェイシャルエステサロンのコンセプトについて決めていきましょう。
どのようなコンセプトで、どのような営業スタイルにするか、ターゲットとする客層は?などサロンの方向性を決めていきます。
ここで具体的に決めることにより、この後のステップも進めやすくなります。
開業場所の決定
コンセプトが決まったら、次はどこでサロンを開くのかを決めます。
場所の選定は重要です。
例えば働く女性をターゲットにするのであれば、会社帰りに立ち寄りやすい駅の近くにするとか、40代50代といったオトナ女子をターゲットにするのであれば、落ち着いた環境を選ぶなど、ターゲットとする客層に合わせた場所を選ぶことが大切です。
客層に合わせたインテリアや雰囲気づくりも重要です。
施術メニューの決定
フェイシャルエステ専門のエステサロンであってもメニューは1つではありませんよね。
あなたが得意なメニュー、ターゲットとするお客様に需要があるメニューなど、お客様に提供する施術メニューを決めていきます。
癒しを求める方におすすめしたいアロママッサージや、お肌の若返りを希望される方にピッタリなリフトアップマッサージ、リンパマッサージといった各種マッサージや、ピーリングやイオン導入などお客さまのお肌を美顔へと導くメニューなど、ターゲットとしている客層がエステに何を求めているかを見極めてメニューを決めていきましょう。
開業に必要な備品の決定
メニューが決まったら、次にサロン経営に必要な備品をリストアップしましょう。
施術ベッド、ワゴン、ホットキャビン、施術機器などといった大きなものから、タオルやシーツ、ガウンといったリネン類、クレンジング、洗顔、パックといった化粧品類、コットン、綿棒などといった消耗品類など必要なものをすべてリストアップしていきます。
開業にあたっては、予算組みも重要です。
店舗の賃貸費用なども含めて予算を組んでいきましょう。
予算オーバーになってしまうと何かを削れないだろうかと頭を悩ますこともあるかもしれませんが、タオルやガウンなどといったお客さまの肌に直接触れるものについては上質なものを選びましょう。
またエステ機器を選定する際の選択肢として、中古購入・新品購入・リースなどがあります。
予算・アフターサポート・安全性などをトータルで考えたうえで決定することが大切です。
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開業資金の準備
では、開業するためには一体いくら必要なのでしょうか。
物件の賃貸費用、設備や内装費用、宣伝費用、運転資金など600万円ぐらいは最低準備しておく必要があります。
手持ちの資金で足りない場合は、エステサロン開業の際の助成金制度や銀行などから資金を借り入れるといった方法などもありますので、それらを活用するのもおすすめです。
自宅サロンであれば100万円ほど開業することも可能ですが、その分集客が難しいという難点もあります。
ご自分が目指しているサロンのコンセプトに合わせて開業資金を準備しましょう。
開業に向けての集客準備
開業の準備が整ったら、次にどのように集客し、売り上げを建てるかを考えましょう。
開業するにあたって、効果的な集客方法を考えることこそ最も重要であるともいえます。
ここでは、開業後サロンを軌道に乗せるためにどのように集客すればよいのかをご紹介いたします。
集客方法の決定
開業したけどお客さまが一人も来ないということがないよう、あらかじめ集客方法を考えて開業前から動いておきましょう。
集客方法としては、チラシ・SNS・フリーペーパー・クーポンサイトなどが挙げられますが、あなたが開業するサロンのターゲットに有効なのはどの方法なのか費用対効果も考えながら決定することがポイントです。
また集客方法は一つだけでなく複数組み合わせて試してみることもおすすめです。
売上目標の設定
サロンを経営するからには赤字にならないよう売上を作っていくことが大切です。
明確な売上目標、その売上を達成するためにはどうすればよいのかなど、目標と行動を関連づけて目標設定をしましょう。
具体的には、これまで挙げてきた開業に必要な資金と毎月必要な経費を算出し、収入として1か月に必要な額を加えた金額を1か月の売上目標とします。
1か月の売上目標が算出できたら、施術メニューの料金で割れば、だいたい1か月にどのぐらいの集客が必要なのかが分かります。
このように計算しておくと、売上目標を達成しやすくなります。
技術の習得
開業するフェイシャルサロンを繁盛店にするためには、技術が伴っていることは最低条件です。
必要な技術は、3つ。
- エステティシャンとしての施術技術
- お客様に最適な施術を施すために必要不可欠なカウンセリング技術
- 気持ちよく施術を受けていただくための接客技術
です。
エステサロンを経営したり施術を行なうのに資格は必要ありませんが、エステティシャンとしての正しい知識とスキルをもっているという証明になるディプロマがあればお客さまも安心して施術を受けることができます。
正しい知識と施術技術を身につけるためにもディプロマの取得をおすすめします。
またセミナーを受けるなどしてカウンセリング技術を磨くことも大変重要です。
カウンセリングがしっかりできているとお客さまにご満足いただける施術をご提供することができます。
施術技術と合わせてカウンセリング技術も磨きましょう。
加えて、お客さまに不快な思いを与えない接客スキルも身につけておきましょう。
万が一に備えた準備
エステサロンを経営していると、トラブルは避けては通れません。
あらゆるトラブルを想定した対処方法を事前に考えておくことが大切です。
施術する力が強すぎて施術後痛くなった、ふき取りがきちんとできていなくて不快な思いをした、エステティシャンの手が冷たくてリラックスできなかったなどといったエステティシャンに対するクレームや、肌が荒れたといったといった肌トラブルなどが挙げられます。
エステティシャンに対するクレームに対しては、技術を磨く、お客さまの立場に立った施術を行なうといった基本的なポイントを抑えておけば防げることです。
技術に関しては、経験を積むということが必要になります。
サロン内で勉強会を行なうなどといった日々の努力が必要です。
肌トラブルに関しては、事前のカウンセリングをしっかりと行なうとともに、不安がある場合にはパッチテストを行なうなどして事前に防ぐ対策を取りましょう。
いずれにせよ、万一トラブルが起こった場合には丁寧に謝罪をしたうえで、誠心誠意対応しましょう。
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まとめ
ご覧のように、フェイシャルエステサロンを開業すること自体は簡単です。
しかしリピート客が長く通っていただけるサロンづくりは容易ではありません。
経営者、エステティシャンの日々の努力が必要です。
常にお客様が求めていることをキャッチするためのアンテナを張り巡らせて、いかにお客さまにご満足をご提供することができるかどうか、またいかにお客様との信頼関係を築くかが重要なポイントです。
開業して何年経っても、常にサロンに足を運べば新しい情報を得ることができる、そしてあなたのサロンに来れば常にお客様は常に満足することができる、そのようなサロンでありつづけるために日々勉強していくことが大切です。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
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