エステサロンのビフォーアフター写真、注意点と撮り方のコツ
エステサロンのビフォーアフター写真は、カウンセリングの際にお客さまにご説明するツールとして大変有効です。
一目見て効果が分かる写真だと説得力があります。
おすすめしている施術に効果があるのが一目で分かるビフォーアフターの写真を、用意できるかどうかがカウンセリングの決め手となるといっても過言ではありません。
効果が一目瞭然のビフォーアフター写真があれば、お客さまへのアプローチも楽になります。
今回は、エステサロンの明暗を分けるともいっていいビフォーアフター写真を撮る際の注意点と撮り方のコツについてご紹介いたします。
ぜひご参考にしていただき、お客さまに施術を受けてみたいと思ってもらえるようなビフォーアフター写真を撮ってみてくださいね。
ビフォーアフター写真のNGポイント
ビフォーアフター写真を撮るうえで一番重要なのは、必ずお客さまの同意を得ることです。
同意を得ずにお客さまの写真を撮り活用することは絶対にやめてください。
お客さまから同意を得られたら早速撮影開始ですが、ここでビフォーアフター写真のNGポイントについてご紹介いたします。
- ビフォー写真をメイクしたまま撮ってしまった
- アフター写真をメイクしたまま撮ってしまった
- アフター写真を撮るのを忘れて、次回お客さまのご来店時にアフター写真のみ撮った
- 背景がごちゃごちゃしている
せっかく写真を撮ってもNG写真になってしまっては、ビフォーアフター写真として活用できません。
これらの写真がなぜNG写真なのかは、このあとの項目で詳しくみていきましょう。
ビフォーアフター写真の注意点
それでは、実際にビフォーアフター写真の注意点についてご紹介いたしましょう。
ビフォーアフター写真の失敗で一番多いのが、撮り忘れです。
せっかくお客さまに同意を得たのに写真を撮るのを忘れてしまったらもったいないですよね。
特に多いのが、ビフォー写真の撮り忘れです。
お客さまに了承していただいた嬉しさと早くお客さまに施術を受けていただきたいという思いが先走り、ついついビフォー写真は忘れがちです。
対策としては、カウンセリングシートの項目に入れてしまうことです。
カウンセリングの際には、必ずカウンセリングシートを使用します。
施術前に必ず目を通すものです。
あらかじめ項目に入れておけば、撮り忘れを防ぐことができます。
ビフォーアフター写真を上手に撮るコツ
次にビフォーアフター写真を上手に撮るコツについてご紹介いたします。
ポイントは、同じ環境で撮ることです。
例えば、フェイス写真を撮る場合、ビフォー写真もしくはアフター写真のいずれかをメイクをしたまま撮って、もう一方はノーメイクで撮ってしまったという失敗があります。
これでは、正確な効果が分かりづらいですよね。
施術効果を分かりやすくするためには、ビフォー、アフターいずれもノーメイクで撮るようにしましょう。
また同じ日に撮るのを忘れて、次回の来店時にもう一方の写真撮影をしたとします。
そうなると、お客さまの洋服が異なりますよね。
この場合、色の効果で痩せてみえたり太って見えたりします。
正確な情報を写真に掲載することは困難です。
必ず同じ服装で撮るようにしましょう。
また一方は、ライトが当たっているが一方はライトが当たっていないという失敗もあります。
ライトが当たっているとトラブルが写真に載りにくくなるため、あえてアフターだけライトを当てているという方もいらっしゃるかもしれませんが、明らかに不自然です。
撮影環境は統一しておくことをおすすめいたします。
おすすめは、店内で撮影スポットをあらかじめ準備しておくことです。
お客さまに立っていただく位置を決めておき、使用するライトも点灯すればよい状態にセッティングしておきます。
位置決めやライティング調整に関しては、スタッフをモデルに何度も試してみて一番よい写真が撮れるベストな状況を作っておくことが大切です。
また背景はごちゃごちゃしていなくて何もないところがおすすめです。
ちなみに背景が暗い方が、痩身の効果やボディラインのたるみの違いが分かりやすいです。
お客さまに撮影OKをもらうためのポイント
ビフォーアフター写真を撮る際に一番苦労するのが、お客さまの同意を得ることではないでしょうか。
あらかじめ同意書に記載しておいてもよいのですが、お客さまに強制力があるイメージを与えてしまうので、ハードルが高いかもしれません。
会話のなかでうまくお客さまに伝えることができればベストです。
ビフォー写真を撮らなくてはならないので、お客さまに同意を得るのはカウンセリングの段階になります。
しかしながら、このときに「ビフォーアフター写真を撮ってもいいですか?」をストレートに聞いてしまうと、「自分のコンプレックスが多くの人に見られるのは恥ずかしい」、「どんな風に撮影されるか不安なのでイヤ」、「周りに隠して通っているのにバレるのでは?」などといった理由から即座に断られる可能性が高いです。
そこで、カウンセリングの時には、「ご自身で効果を実感してもらえるように先に施術前のお写真撮ってみませんか。」と提案する形でお客さまに伝えてみましょう。
ここで注意するべきことは、あくまでも提案であるという姿勢を崩さないこと、「写真を撮らせてください。」と言ってしまうと、上記のような心配をされているお客さまには断られる確率が高くなります。
カウンセリングでビフォー写真の同意を得られたら、ビフォー写真を撮り施術に入ります。
施術が進むにつれてその効果が段々と出てきますので、お客さまが効果を実感できる段階にきたときが、写真使用や掲載についての提案をするチャンスです!
ここでのポイントは、急がず慌てずお客さまの気持ちに寄り添いながらご提案をすることです。
一度に同意を得ようとせず、段階を踏んでお客さまに畳みかけるのが同意を得るコツです。
まとめ
エステサロンにとって、お客さまに効果をアピールしやすいビフォーアフター写真ですが、先に挙げたようにいくつか注意点があります。
これらの注意点に気を付けて写真を撮ることで、後々大きな働きをしてくれるビフォーアフター写真。
- まずは写真を撮る環境をつくる
- お客さまへのアプローチを段階的に行なう
この2点に気を付けて使えるビフォーアフター写真を撮ってみてください。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
企画・デザイン・開発とお客様との念入りなヒアリングの上ご希望に沿ってご提案、小ロットでも対応可能です。