エステの回数券は、クレジットカードで払えない!?店舗ができる対処方法についてご紹介!
顧客に継続して訪れてもらえるように回数券を用意しているエステ店は、多くあります。
回数券というのは、まだ施術が行なわれていない分を先に支払いしてもらうというシステムです。
そのため、カード決済ができない場合もあります。
ここでは、エステ店でクレジットカード決済ができない理由と、その代替方法についてご紹介いたします。
目次
エステサロンは、クレジットカードの需要が高い!?
エステサロンにおけるクレジットカードの需要は、非常に高いです。
その理由は、2つあります。
1つは、エステサロンでは、施術やスキンケア商品など、価格が高額なものが多いという点です。
高額になるため、顧客は手持ちがなかったり、ポイント獲得の目的でクレジットカード決済を選択される場合が多々あります。
もう1つの理由は、近年広がっているキャッシュレスの影響です。
近年では、どこに行ってもクレジットカードやQRコード決済など、現金以外の支払い方法を選ぶ方が圧倒的に増加しています。
近年では、現金を持ち歩かない方も増えてきました。
エステを訪れるお客さまも例外ではありません。
このような理由から、回数券購入の際に、クレジットカード決済を希望される方は多いといえます。
しかしながら、エステのリピーター獲得のためのツールである回数券購入の際に、クレジットカード決済ができない事案が報告されています。
次の項では、その理由についてご紹介いたします。
回数券購入の際、クレジットカード決済ができない理由とは?
回数券購入の際、クレジットカード決済できない理由は2つあります。
- 審査に通りにくい
- メニューの価格や期間に問題がある
それでは上記の2つの理由について詳しく見てみましょう。
審査に通りにくい
エステサロンの場合、中途解約やクーリングオフといったリスクが高いという理由が、審査に通りにくさの原因のひとつです。
またエステサロンは、開業したものの1年以内に廃業する店舗が3割、3年になると9割を超えるというデータがあるため、閉店リスクも審査に通りにくい原因となっています。
メニューの価格や期間に問題がある
エステは、特定商取引法の規制にあたる「特定継続的役務提供」が含まれる業種のひとつです。
「特定継続的役務提供」とは、一定の期間を超える期間にわたり、一定金額を超える対価を受け取って提供することを言います。
エステの場合、1か月を超えて5万円以上のサービスを提供する回数券が「特定継続的役務提供」の規制にあてはまるというわけです。
ただし、以下の点に気を付けていれば、規制対象になることなくカード決済ができます。
- 契約期間が1か月以上・5万円以下の場合
- 5万円以上であっても1回の施術のみである場合
しかしながら、上記のような条件を満たした回数券をつくることは、現実味がありません。
結果的に、回数券購入=クレジットカード決済が難しいという結果になるのです。
エステサロンにカード決済を導入するのは不可能?
エステサロンにクレジットカード決済を導入することは不可能なのでしょうか?
結論から申し上げますと、不可能ではありません。
エステサロンで、カード決済ができないというわけではなく、ここまでご紹介してきたように、規制の対象とならなければ審査に通りやすくなります。
例えば、回数券として販売するのであれば、規制対象になりカード決済に通りにくいですが、施術ごとに支払う場合、審査に通りやすくなります。
上記でもご紹介したように、1ケ月以上、5万円以上の施術メニューは、どのカード会社も禁止していいます。
また金額や期間は関係なく継続的なサービスについては、カード決済を禁止している場合もあるので、注意が必要です。
クレジットカード決済に代わる決済方法とは?
サロン側としては、エステサロンの回数券を販売して、リピーターを獲得したい。
一方、顧客側は、高額な回数券は現金で購入しづらい。
でも、回数券はクレジットカード決済ができない。
このような両者の事情があるがゆえに、なかなか回数券が売れないというサロンも多いことでしょう。
そのようなエステサロンに・・・2つの方法をご紹介いたします。
① 「Value Card」で自社Payを取り入れる
「Value Card」とは、自社専用のプリペイド式電子マネーのことです。
現在、大手飲食チェーン店やスーパーマーケットやドラッグストアなど、約12万店舗で導入されています。
「Value Card」キャッシュカードとは異なり、独自Payサービスであるため、前払いでチャージされた金額が、その時点で店舗の現金になるわけです。
お客さまも、現金で購入するのに比べて、随分購入しやすくなります。
またキャッシュレスによるレジ処理の効率化にもつながります。
また、プリペイド式なので、リピーター利用してもらいやすくなります。
来店の頻度に合わせて、優遇率を変更するなどすれば、ロイヤリティアップも見込めるとともに、ロイヤリティの高い顧客の囲い込みにも有効です。
② 保証会社をはさんで契約する
直接カード会社と取引をするのではなく、保証会社を間にはさんで、契約をするという方法もあります。
こうすることで、カード会社がエステサロンにもっているマイナスイメージも薄れます。
そのため、高額かつ長期間にわたる回数券も、クレジットカード決済が活用可能になります。
まとめ
エステサロンの回数券は、特定継続役務に指定されているため、クレジットカード決済が難しいとされています。
しかしながら、全く方法がないわけではありません。
「Valu Card」と保証会社。
これらをうまく取り入れることで、お客さまに高額な回数券をお買い求めしてもらいやすくなります。
ぜひ検討してみてください。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
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