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巷で人気のサブスク!エステサロンにも導入できる?

巷で人気のサブスク!エステサロンにも導入できる?

いま巷では、空前のサブスクブームです。
サブスクとは、サブスクリプションの略で、毎月定額料金を支払うことで商品やサービスを一定期間利用できるビジネスモデルのことです。

例えば、月額料金を支払うと、映画やドラマが見放題、音楽ダウンロードがし放題というようなサービスのほか、洋服やバッグ、家具やインテリア用品のサブスクも登場しています。

「このサブスクブームに乗っかって、うちのエステサロンでも導入できないかしら?」と考えていらっしゃるオーナーさまも少なくないのではないでしょうか。
今回は、エステサロンのサブスク導入についてご紹介してまいります。

エステサロンにサブスク導入は可能?

エステサロンにそもそもサブスクは導入可能なのでしょうか。
既にサブスクを導入されているエステサロンもあります。
導入は可能です。

ここでは、エステサロンにサブスクを導入する場合、どのような形がベストなのか見ていきたいと思います。

サロンによって異なりますが、エステサロンにはさまざまな施術メニューがあります。
日々のお手入れ用におすすめしたいリーズナブルなものから、特別な日におすすめしたい高額なものまでさまざまです。

エステサロンのサブスクの場合、どの施術サービスもサブスク対象にしてしまうと、お客さまが高額施術サービスばかり選ばれた場合、サロン側にとっては痛手でしかありません。
という理由で、エステサロンのサブスクにおいては、高額施術サービスは除外されている場合がほとんどです。

リーズナブルな施術メニューをサブスク対象にしているサロンが多いという現状です。
もしくはサブスク専用メニューを開発しているサロンも見られます。

サブスク導入はエステサロンにとってメリット?デメリット?

既にサブスクを導入しているエステサロンも多くありますが、実際のところエステサロンにとって、サブスク導入はメリットなのでしょうか?デメリットなのでしょうか?
ここからは、サブスク導入がエステサロンに与える影響について検証してまいります。

サブスク導入のメリット

まずは、サブスクを導入した場合のメリットについて見ていきましょう。
大きく挙げると、メリットは3つあります。

  1. ① 売上目標が立てやすく、売上金額の予測がしやすくなる
  2. ② コース販売などより、お得感が大きいためリピート率が高い
  3. ③ 業務の効率化が図れる

サブスクは、月額料金が決まっているため、売上目標も立てやすく、売上金額の予測も立てやすくなります。

経営者にとって、売上予測ができるということは大変重要なポイントです。
また繁忙期閑散期関係なく、毎月一定額の売上が見込めることは大きなメリットといえるでしょう。

またお客さまにとってもサブスクは、魅力的なものです。
コース販売の場合は施術回数が決まっていますが、サブスクの場合はお客さま次第でたくさん足を運んで施術を受けていただくことが可能になります。
お客さまにとっては、料金以上のサービスが受けられるチャンスがあるということで大変魅力的であることは間違いありません。

またこのようなお客さまは、頻繁にサロンを利用していただけるので、サロンスタッフはお客さまとの関係性を構築しやすいためお客さまのフォローもしやすくなるのもメリットです。
サブスクリプションは、毎月定額のお支払いなので、お支払方法は引き落としなどで行なうことになります。

ご来店時の会計が必要ありませんので、スタッフの業務が減ることになり効率化が図れるのもメリットの一つです。

サブスク導入のデメリット

サブスク導入のメリットはたくさんあることがお分かりになったと思います。
それでは、続いてデメリットについて見ていきましょう。
デメリットとして考えられるのは、以下の2つです。

  1. ① 毎月定額なので、それ以上の売上が見込めない
  2. ② クレームにつながる可能性がある

通常なら、お客さまのお肌の状態によってエステティシャンがもう1ランク上の施術をおすすめしたり、今日はオプションを追加・・・といったこともありプラスアルファの売上が見込めることが多いですよね。

しかしながら、サブスクの場合は、お客さまが支払う金額は月額一定なので、エステティシャンの努力次第で売上が伸びる可能性が少なくなります。
サブスクを利用するお客さまが増えれば増えるほど客単価が少なくなってしまうということになってしまいます。

また、サブスクのお客さまが増えれば増えるほど、予約が取りずらくなる可能性もあります。

お客さまが「頑張って月に何回通おう!」と思っていても思った日に予約が取れない、またそのような日が何回も続くと、お客さまのご来店意欲も薄れてしまいます。
それがクレームに繋がってしまい、ひいてはサブスクの解約へと繋がってしまいます。
サブスクのお客さまが増えて、予約が取りにくい状況になってきたら、何等かの対策を考える必要があります。

例えば、予約がいっぱいでお断りしなければいけない場合には、次回何かサービスをしてさしあげるなど、お客さまへの気遣いを見せることでクレームにつながりにくくなります。

あなたのサロンでできるサービスを考えてみることをおすすめします。

エステサロンのサブスクの売り出し方

エステサロンのサブスクの売り出し方
エステサロンのサブスクに関してのメリット・デメリットはお分かりいただけたと思います。

サロン側にすれば、「この料金でこれだけのサービスが受けられるのはお得!」と思うかもしれませんが、お客さまにそのことをお伝えできなければ、お客さまにとってサブスクに価値を見出すことはできません。
いかにサブスクが価値があるものかをお客さまにご説明しお分かりいただくことが大切です。

お客さまのなかには、サブスクは料金が安い分、施術も期待できないと思っている方もいらっしゃいます。
そのような方に響く方法として、1か月のお試しをおすすめするのも良いかもしれません。
まずは1か月お試ししていただければ、その良さが分かっていただけることでしょう。

また、1か月だけだと割高だけど、長期になればなるほど安くなるというプランがあれば、興味のあるお客さまは最初からお得な長期プランに決めていただけるかもしれません。
気を付けないといけないのは、とりあえず料金を下げてサブスク契約数を伸ばそうとしないことです。
サロン側にとってもお客さまによっても魅力あるプランでなければサブスクを取り入れる意味がありません。

サブスク導入の際には、きちんとした戦略をたてることが重要なポイントになります。

まとめ

エステサロンでのサブスク導入の際のメリット、デメリットをご紹介させていただきましたが、個人的にはメリットの方が多いような気がします。

それぞれのサロンによってとらえ方はさまざまだと思いますので、ぜひ一度ご検討なさってみてはいかがでしょうか。

いずれにせよ、よいものを提供してもお客さまにその価値を分かっていただけないと意味がありません。

それぞれのサロンで工夫してお客さまにサブスクの価値をお伝えして、お客さまに価値があるものだと納得していただいたうえでご契約いただくことが重要です。

上手にサブスクを取り入れて、サロンの売上アップを目指してください。

この記事の監修者

業務用痩身エステ美容機器の製造・販売 SHEMEN(シーメン)

株式会社SHEMEN(シーメン)

法人番号:5120101058391

業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入

業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
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