エステ運営

サロンのクオリティアップのカギは、スタッフの育成にあった!

サロンのクオリティアップのカギは、スタッフの育成にあった!

「お客さまに質の高いサービスを提供したい」
このように思っているサロンオーナーさまは多いでしょう。
それでは、どうすれば、質の高いサービスを提供することができるのでしょうか?

答えは・・・
スタッフの育成です!!

高い施術技術、行き届いた接客ができるスタッフが多くいれば、来店するお客さまの数も増加します。
ここでは、顧客数アップのためのスタッフの育成方法についてご紹介いたします。

スタッフを育成することがサロンの発展につながる理由

スタッフを育成することが、どのようにサロンの発展につながるのか、理由は2つあります。
それでは、それぞれの理由について具体的に見ていきましょう。

①利益アップ

オーナー1人では1人のお客さまにしか施術できませんが、施術スタッフを多く育成することにより、施術数を増やすことができます。
これにより、利益を上げることができるようになるのです。
また、オーナーが不在であっても、売上を維持することができるので、サロン運営がスムーズになります。

顧客の満足度アップ

サロンに来られるお客さまは、美と癒しを求めています。
そのようなお客さまが満足するためには、質の高い施術技術が必要不可欠です。
加えて、美容に関する知識も必要です。

また顧客への説明力やコミュニケーション能力、感じのよい接客態度も大切です。
このようなスキルを身に付けたスタッフが多くいれば、顧客満足度も高まり、サロンを訪れるリピーターも増えていくことでしょう。
これによりサロンは発展します。

しかしながら、実際のところ、このような優秀なスタッフを育成するのはなかなか困難です。
次の項では、その理由についてご説明いたします。

サロンスタッフ育成が困難な理由

サロンスタッフを育成するのが困難な理由については、3つあります。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。

①離職率が高い

エステ業界にかぎらず、美容業界の離職率は、残念ながら高いのが現実です。
厚生労働省のデータによると、1年以内の離職率は約29%、2年以内が44%、3年以内が56%となっています。
これを見るかぎりでは、経験年数が高くなるにつれて離職率も高くなっていることが分かります。

離職の理由は、給与や福利厚生、労働時間、職場の人間関係などといった理由がありますが、サロンスタッフは女性が多いことから、結婚や出産を機に退職する人も多いのが現状です。
スタッフの育成をしても、すぐに辞めてしまうという現実、そして、すぐに辞めていくスタッフが多いため、慢性的な人手不足に陥っているサロンが多く、とてもスタッフ育成に力を注ぐ時間がないという現実があります。

②オーナーの負担が大きい

サロンスタッフの離職率が高い=オーナーの仕事が増えるという公式が成り立ちます。
オーナーはサロン運営のためのさまざまな業務を担っていますが、人手が足りないということになれば、オーナー自ら積極的に施術に入らなければならなくなり、本来のオーナーの仕事である経営にかかる業務に時間をかけることができなくなってしまいます。
よって、売上アップからも遠ざかってしまい、スタッフ育成にも時間を取ることができないという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

③閉店リスクが高い

スタッフがいなければ、オーナーが出産や万が一病気になったときに、お店を閉めなければならないこともあります。
これがもし、スタッフの育成がきちんとできていたとしたら・・・
オーナーが出産や病気で仕事を休んでいたとしても、お客さま施術は変わらず続けることができ、サロンのサービスの質を落とすことなく、閉店に追い込まれることもないでしょう。

オーナー1人の店舗=サロンスタッフの育成が困難=閉店リスクが高い=サロンスタッフを確保しづらいということになります。

サロンスタッフ育成のメリット

それでは次に、サロンスタッフ育成のメリットについて見ていきましょう。

スタッフを育成し、スタッフが定着すると、顧客の満足度や経営も安定します。
スタッフ育成により、それぞれのスタッフに自信が生まれると、さらにステップアップしたいという向上心も生まれ、それによりスタッフが定着しやすくなり、早期離職の防止につながります。

スタッフ育成の際には、技術面・知識面だけでなく、接客やカウンセリング、接客マナーなどといった総括的に行なうことにより、スタッフ全員がオールマイティになり、お店を任せられる人材が多く育っていきます。
そうすれば、オーナーは施術に携わる必要はなく、経営や店舗拡大に集中することができるようになるでしょう。

スタッフ育成のポイント


それでは、実際にスタッフ育成の際に大切なポイントについて見ていきましょう。
ポイントは、8つあります。

①サロンの経営方針に共感してくれる人材を採用する

サロンの経営方針に共感してくれる人材は、入社後、自発的な行動ができるスタッフに成長してくれる可能性を秘めています。
サロンの発展に必要な人材に育ってくれる可能性大です。

②マネジメント能力がある人材を採用する

マネジメント能力とは、お店を任せられるかどうかという素質です。
店長になれる人材かどうかという点にも気を付けて採用するとよいでしょう。
このような人材は、利益を大きくするためには必要不可欠な力となります。

③自発的に動けるスタッフに育てる

柔軟性や臨機応変に対応できる力をもっている人材は、サロンにとって大きな財産です。
しかしこれらは、育成の段階で育てることもできます。
分からないことがあればすぐに聞く、のではなく、まずは自分で考えてみる、その習慣をつけさせることにより、自発的に動ける人材へと成長するのです。

④スタッフ間の良い関係性を育てる

サロンの雰囲気は、お客さまに大きな影響を与えます。
スタッフ同士のコミュニケーションを密にし、スタッフ間にトラブルがなければ、サロンの雰囲気もアップします。

⑤スキルアップするための環境づくり

例えば、スキルアップのために講習会や勉強会を設けたり、外部のセミナーに参加する機会をつくるなど、スタッフがスキルアップできる環境を整えることも重要です。

⑥サロンの仕事の意義を理解させる

サロンの仕事は、美と癒しを求めてくるお客さまの夢を叶える仕事です。
サロンスタッフがお客さまにどのような効果を与えることができるのか、ということを再度認識してもらうことで、より一層やりがいをもって仕事に臨んでもらえるようになります。

⑦働きやすい職場環境の整備

サロン従事者の早期退職を防ぐためには、働きやすい職場環境づくりも大変重要です。
職場環境を整えることのメリットは、離職を防ぐことだけではありません。
スタッフのモチベーションの向上、技術や接客の質が向上するというメリットもあります。

⑧行動指針やマニュアルの整備

マニュアルを作成することで、3つのメリットがあります。

  • 施術や接客のクオリティを一定の基準に揃えることができる
  • 新しいスタッフに対しても迷わず仕事に取り組める
  • クレーム対応にも慌てず対応できる

まとめ

サロンスタッフ育成は、オーナーのためでもあり、サロンのためでもあり、そして何よりお客さまのためであります。
サロンスタッフ育成の時間が取れない場合には、外部のセミナーなども上手に利用してみるのもよいかもしれません。

また、サロンスタッフ育成の際には、褒めることも重要です。
上手に褒めて、技術的にも接客的にもマネジメント的にも過不足ないオールマイティなスタッフを育成することが、サロンの発展につながります。

この記事の監修者

業務用痩身エステ美容機器の製造・販売 SHEMEN(シーメン)

株式会社SHEMEN(シーメン)

法人番号:5120101058391

業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入

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