他社との差別化!高級サロン経営のメリット・デメリット
現代、巷にはエステサロンがひしめき合っています。
競合他社が多いなか、「どうすれば他社との差別化を図れるのだろうか?」
このようにサロンの在り方や経営方針に悩んでいらっしゃる方も多いことでしょう。
そのようなサロンオーナーさまのなかには、高級サロンに着目している方もいらっしゃるのでは?
ここでは、高級サロンへ舵を切ろうかどうしようかと悩んでいるオーナーさまに参考にしていただける内容をご紹介いたします。
目次
高級サロンとは?
高級サロンとは、どのようなサロンでしょうか?
イメージとしては、値段が高い=高級というイメージではないでしょうか?
しかしながら、ただ単に値段が高いサロンが「高級」と呼ばれるかといえばそうではありません。
高級サロンという名にふさわしいサロンとは、技術・接客・空間・商材などすべてにおいて質が高い一流のサロンのことです。
値段が高いという点は、単にこれらの一流に見合うだけの値段であるというだけにすぎません。
高級サロンに求められるのは「感動」です。
高級サロンにお客さまが求めるのは、一流のサービス。
お客さまの期待を常に上回るようなサービスが求められ、そのようなサービスを提供することができてこそ、お客さまに感動していただき、ご満足いただけるのです。
高級サロンに必要なサービスとは?
高級サロンとは、前述のように一流のサービスにより、お客さまに感動していただきご満足いただくサロンのことです。
そのようなサロンになるためには、どのようなサービスが必要なのでしょうか?
お客さまにゆったりと過ごしていただける時間と空間
高級サロンが一般のサロンと大きく異なる点は、単価です。
高級サロンは、一般サロンに比べて単価が高いぶん、数をこなす必要はありません。
そのため、一人のお客さまに費やす時間をたっぷりと取ることができます。
お客さまにご満足いただくために、ゆったりと過ごしていただく時間を確保しましょう。
またゆったり過ごしていただくためには、環境も重要です。
お客さまだけのプライベート空間を演出しましょう。
高級サロンの多くは、個室を設けているところが多いですが、個室が難しい場合であっても空間を区切って、ほかのお客さまの存在を感じさせないための工夫が必要です。
ポイントは、「自分のための特別な空間」であるとお客さまに感じていただけることです。
2回目以降お越しいただくお客さまには、お客さまの好みの空間になるようカスタマイズするなどといったサービスも必要です。
「私の好みを覚えていてくれた」とお客さまに感動していただくことができます。
そのためには、お客さまとの会話のなかで、お客さまの好みや嗜好をリサーチしておくことも大切な仕事です。
フリンジサービスの徹底
フリンジサービスとは、施術以外のプラスαのサービスのことです。
高級サロンにご来店いただくお客さまには、価値に見合った料金をいただいています。
フリンジサービスは、その価値をより高めるサービスです。
例えば、一般のサロンでもよく見かけるサービスドリンクも、お客さまの好みに合わせて選べる種類を増やしたり、ドリンクと一緒にお出しするお茶菓子もお客さまのお好みのものやドリンクに合うものをお客さまごとに変えるなど、細かなところまで徹底することが大切です。
「これだけの料金を支払っているのだからこのぐらいのサービスは当たり前。」
このように思うのは、コアサービス(施術料金に含まれるサービス)です。
一方「こんなサービスまでしてくれるの?」
とお客さまを感動させるのがフリンジサービスなのです。
フリンジサービス次第では、お客さまの満足度を200%まで引き上げることも可能です。
高級サロン経営のメリット・デメリット
次に、高級サロンのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
高級サロンのメリット
高級サロンのメリットは、客単価が高いので一人のお客さまにかける時間を多く取ることができるという点です。
それだけに、質の高い丁寧な接客や施術、サービスを行なうことができるようになります。
質の高いサービスができるようになれば、自然と顧客満足度も上がります。
結果、リピーター率も上がり、一度お客さまに気に入っていただければ決して離れることはありません。
これが高級サロンの顧客の特徴です。
このようなリピーター客がどんどん増えていくことになり、売上もどんどん上がります。
ここまでになれば、競合他社との差別化がしっかりとできるようになり、ブランディング力の強いサロンへと成長することができます。
高級サロンにいらっしゃるお客さまは、高級志向で常に質の高いものを求めていらっしゃる方です。
このような方は、同じように高級志向のお仲間を連れてきてくれます。
また自然とそのようなお客さまが集まるようになります。
「高級サロン」という認識が世間に広まれば、自然と質のよいお客さまが集まってくるようになるのです。
ゆくゆくは、あなたの高級サロンに通うことこそ、ハイクラス層のお客さまのステイタスというようになればいいですね。
高級サロンのデメリット
高級サロンはメリットばかりではありません。
もちろんデメリットもあります。
大きなデメリットは、多くの資金が必要になるという点です。
高級サロンという名に恥じないような、ある程度の広さのある物件が必要です。
また高級サロンという名にふさわしい上品な内装にしなければいけません。
また家具や装飾品、備品なども上質のものでそろえる必要があります。
高級サロンに訪れる方は、目の肥えた方が多いので、ここを手を抜いてしまうと高級サロンになり損ねてしまいます。
また高級サロンに訪れるハイクラス層のお客さまの接客をするには、それなりの実力のあるスタッフが必要です。
技術力に加え言葉づかいや立ち居振る舞い、お客さまと適切な会話ができるコミュニケーション能力に長けた方でなければなりません。
良い人材を確保しようとすれば、人件費も多くかかります。
また人材育成のための時間もかかります。
まとめ
高級サロンは、一度「高級サロン」というイメージが定着すれば、あとは技術や接客の質が落ちないかぎり、お客さまがお客さまを呼んできてくれるので、安定して収益を上げられます。
いわば、究極のサロンのカタチともいえます。
しかしながら、そこまでに至るまでには、かなりの費用と努力が必要です。
高級サロンを成功させるには、時間とお金がかかりますが、高級サロンは、多くのサロンオーナーの理想のカタチでもあります。
メリット・デメリットを十分理解したうえで、高級サロンに挑戦するというオーナーさま。
ご成功をお祈りいたしております。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
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