脱毛ジェルって必ずしも必要?脱毛ジェルの必要性を検証!
脱毛の施術の際に、脱毛ジェルを塗布する工程がありますよね。
エステティシャンの皆さまは、普段何気なく脱毛ジェルを塗っている方がほとんどだと思いますが、「これって必要なの?」と思っている方もなかにはいらっしゃると思います。
ここでは、脱毛ジェルは本当に必要なのか?必要だとすればなぜ必要なのか?省いても差支えはないのか?などといったエステティシャンの皆さまの疑問にお答えいたします。
目次
脱毛ジェルの成分は?
皆さま、脱毛ジェルの成分表をじっくりとご覧になったことがありますか。
脱毛ジェルの主成分は実は「水」です。
「えっ!ほとんど水なの?」と驚いたかもしれませんが、これに肌の保湿力を高めるための「保湿成分」、肌を柔らかくするための「ゲル化剤」などを加えたのが脱毛ジェルなのです。
メーカーによって細かい配合成分は異なりますが、主な成分はどの脱毛ジェルもこのような成分で構成されています。
脱毛ジェルを使用するメリット
それでは、脱毛ジェルを使用するメリットについて考えていきましょう。
ここでは3つの大きなメリットをご紹介いたします。
肌を保護する
脱毛ジェルには肌を保護する役割があります。
業務用脱毛器が照射する光は、肌へ到達するときに熱エネルギーに変化します。
その際、熱いと感じたり、肌に傷みを伴うことがあります。
場合によっては火傷やひどい痛みに発展する場合もあります。
これは肌を守るプロテクターの役割をするものが何もないからです。
しかしながら、脱毛ジェルを塗布しておけば、プロテクターの役割を果たしてくれるため肌に直接刺激や熱が届かないため、トラブルを回避できる確率が高まります。
また商品によっては塗布することにより美肌効果があるものもあります。
施術効果が高まる
業務用脱毛器が照射する光の特長として、水分に吸収される性質があります。
よって、乾燥している肌よりも保湿されている肌の方が脱毛効果が高まるとされています。
つまり水分がベースになっている脱毛ジェルを塗布することにより施術効果が高まるというわけです。
滑りをよくする
業務用脱毛器には、肌の上を滑らせて使用する「連射タイプ」があります。
脱毛ジェルを塗布することにより、機器の滑りがよくなり、スムーズに施術を行なうことが可能です。
またジェルの上を脱毛器でスライドすることで照射のあとが分かり、どこまで施術したのか施術範囲が一目でわかるというメリットもあります。
効率よく施術を進めるために脱毛ジェルが一役買っているというわけです。
脱毛ジェルを使用するデメリット
ここまでメリットについて見てきましたが、脱毛ジェルを使用するデメリットについても見ていきましょう。
冷たく感じる
ジェルは肌よりも温度が低いものが多いため、肌に塗布した時に、ひんやりと感じるためびっくりされたり不快に感じるお客さまがいらっしゃいます。
塗布するときには、手で少し温めて塗布したり、塗布する前にお声かけをするなどエステティシャンの気遣いが必要です。
ふき取りの時間が必要
ジェルはふき取りが必要です。
全身脱毛などで広範囲にジェルを塗布していると、ふき取るだけで相当な時間がかかってしまいます。
その分お客さまをお待たせすることになり、寒さが苦手なお客さまにご負担をおかけすることになってしまいます。
脱毛ジェルを使用しない業務用脱毛器
近年脱毛ジェルを使用しなくてもよい脱毛器も登場しています。
脱毛ジェルを使用しなくてよいので、お客さまの肌に乗せる際にお客さまが感じるひやっという不快感がなく、ふき取りもないので、お客さまへのご負担を減らすことができます。
その一方で、肌を守るプロテクター的な役割のジェルがない分、肌が弱いお客さまにとっては肌トラブルのリスクが増えるというマイナス面もあります。
もちろん脱毛器自体にはお肌を守る冷却機能が搭載されていますが、肌トラブルの可能性ゼロとは言い切れません。
まとめ
脱毛ジェルを使用するメリット・デメリットについてご紹介しましたが、トータルで見てみると、寒いというデメリットはあるもののお客さまのことを考えると、肌を守るという大きなメリットがあることから、脱毛ジェルを使用した方が良いという結果に至ります。
サロン側にしてみれば、コストはかかるし、手間もかかりますが、もしあなたがお客さまの立場に立ってみるとすればどうでしょうか。
施術料金が安くても痛いし肌は荒れ、おまけに火傷のようにただれてしまう可能性があるサロンと、施術料金は少し高いもののしっかりとお肌をケアしてくれながらきちんとした施術を行なってくれる信頼性のあるサロン。
お客さまを第一に考えたサロン経営というところでいえば、脱毛ジェルは必要不可欠なものだといえるでしょう。
一見無駄に見える脱毛ジェルには、目立たないけどお客さまを守るという大きな役割があるのです。
脱毛ジェル同様、アフタージェルも併用して、ぜひお客さまに優しい脱毛サロンを目指してください。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
企画・デザイン・開発とお客様との念入りなヒアリングの上ご希望に沿ってご提案、小ロットでも対応可能です。