エステ運営

託児付きのエステサロンの必要性は?設置するときの注意点も解説!

託児付きのエステサロンの必要性は?設置するときの注意点も解説!

「独身の時なら自由にサロンに通えていたのに、子どもができたらなかなかエステサロンに行く時間がなくなった」という声をよく聞きます。

それなら早速サロンに託児所を・・・と動き出す前に、まずは、世のママたちは、どのぐらいエステサロンに託児所を求めているのかについてリサーチしてみませんか。

そのうえで、ご自身のサロンに託児所を設置するかどうか検討してみてはいかがでしょう?
託児付きエステサロンの種類や設置するときの注意点などについてもご紹介いたします。

託児所付きのエステサロン、ママたちはどのぐらい求めている?

まずは託児所付きサロンの需要はどのぐらいあるのかみてみましょう。

ママさんたちの為に!と託児所を作っても利用してくれるママさんたちがいなければ、赤字運営になってしまいサロン経営の足を引っ張ってしまうことにもなりかねません。

判断を見誤らないようにするために、まずは託児所付きエステサロンの需要がどのぐらいあるのかを知ることが大切です。

出産を機にエステサロンに通うことをあきらめたママはどのぐらい?

エステサロンの年代別の数字を比較してみます。

20代で約30%、30代で約23%、40代で約10%というデータが出ています。
全体の平均でみると23%前後のママたちが出産を理由にサロンにいくことをあきらめているのです。

美容という大きな観点から見ても、20%前後と同じような結果が出ています。

出産を理由にあきらめたママたちが多いことが分かります。

出産後落ち着いたらエステサロン通いを再開したいと思っているママはどのぐらい?

出産を理由に美容サロンなどに行くことをあきらめているママたちが多いことがお分かりになったと思います。

では、出産のために美容サロンなどに通うことをあきらめたママたちは、落ち着いたら戻ってきたいと思っているのでしょうか。
こちらもデータを見てみましょう。

美容サロン全体でみると13%ぐらい。
業種でみると美容室は20%~30%ぐらいなのに比べ、エステサロンは、1桁~15%ぐらいと低めです。

残念なことにエステサロンの場合、出産で一旦通うのを辞めると、リターン率は大幅に減るということが分かります。

託児付エステサロンの種類

前述の数値から分かるように一旦お客さまを離してしまうと二度と戻ってこない確率は高いことから、託児所設置を検討した方がいいかも?と思ったオーナーさんも多いのではないでしょうか。

しかしながら、オーナーとしては託児所を設置しても赤字経営にならないかが気になるところです。

実際に、託児所にはどんな種類があるのか、また託児所を運営するためのコストについても見ていきましょう。

ママが見えるキッズスペース

キッズスペースとは、サロンの一角に設置する子どもたちが遊ぶことができるオープンスペースです。

ある程度月齢が上で、ママと離れても大丈夫で一人遊びができるお子さまが対象です。

とはいえママからはお子さまが遊んでいるお子さまの姿を見ることができますし、お子さまからもママの姿を確認することができるので、ママもお子さまも双方ともに安心していただけます。

サロンベッド数4台ぐらいまでの規模のサロンに併設するキッズスペースなら、常勤の保育士が1人いれば大丈夫です。

キッズスペースを設置するためには、安全性を確保するための施工は必要になりますが、初期費用としてはそれほどかかりませんが、毎月保育士の人件費約12~15万円程度が経費として必要になります。

託児室

キッズスペースとは異なり、個室になっているので、施術中のママのところにお子さまが行くこともなくママはリラックスして施術を受けていただけます

個室にする分、初期費用はキッズスペースより若干かかってきますが、あらかじめ遊ばせている部屋があり託児所仕様にするだけならさほどかからないでしょう。

首が座っている乳児もお預かりできるような託児室を設置する場合、乳児3名に付き保育士1名は必要です。

そのうえ、キッズ世代の子どもたちが加わるとなると、保育士の負担が増えるうえ、お預かりしている乳児の安全面を考えると、乳児をお預かりするスペースとキッズ世代のお子さまたちをお預かりするスペースは分けておいた方がよいと思います。

託児所を赤字にしないために

託児所を赤字にしないために

初期費用をかけて託児所を設置したうえ、毎月赤字運営・・・ということにならないようにするためには、毎月必要経費としてかかる保育士の人件費分は確実に売上アップしていかなければいけません。
もちろん託児所を始める前に、実際に自分のサロンに託児所のニーズがあるのかどうかをしっかりと見極めることが大切です。

黒字託児所になるための必須条件とは?

託児所を設置したうえで、黒字経営を維持するためには、事前のリサーチが重要です。

託児所を始める前にまずは、あなたのサロンに託児所の需要がどのぐらいあるかをチェックしてみてください。

チェック項目は、大きく分けて3つです。
ご自身のサロンにどのぐらい当てはまるか自己チェックしてみてください。

  • サロンのある地域には、小さな子どもがたくさんいる
    サロンの周りに家やマンションがたくさんあり、小さなお子さまをたくさん見かける場合はもちろん、保育園が近くにあったり、小さな子どもがよく訪れる公園が近くになるといったことも十分判断材料になります。
  • サロンの近くに既に託児所を設置しているサロンがある
    競合他社があるかどうかも見極める要素の一つです。
    サロン付きの託児所が近所にある場合、そのサロンの託児所利用率も目安になるでしょう。
  • 顧客からのニーズがあるか
    そして3つの項目のうちで一番大切なのが、現在サロンに通ってくれているお客さまのお声です。
    まだお子さまが小さいお客さまは、サロンに来られるときにお子さまをどこに預けていらっしゃるのか、出産を控えた妊婦さんは、出産後お子さまを預ける先があるのかなど、リサーチしてみましょう。
    既存のお客さまのお声を大切にすることで、託児所を設置したあとも安心して通っていただけるでしょう。

比較的簡単に設置できるキッズスペース

乳児をお預かりするのは、保育士の数を確保しないといけないなどハードルが高いですが、キッズスペースなら比較的簡単に設置することが可能です。
託児室などを検討する前段階としてまずはキッズスペースから設置してみるのも一つの手かもしれません。
その際には、以下の事に注意しましょう。

広すぎても狭すぎてもNG

お子さまが十分に遊べるだけのスペースが必要です。
広すぎると保育士の目が届かないといったことが増え危険です。

安全性の確保

床は柔らかいマットを敷く、転んでケガをするような物は置かない、テーブルや椅子は角がとがっていては危険です。
カバーをしたり丸みのあるものを選びましょう。
お子さまが一人遊びできるような楽しいおもちゃを用意したり雰囲気づくりも大切です。

まとめ

託児所づくりのファーストステップは、リサーチです。

事前のリサーチをしっかりと行ない需要があることが分かったら、次にどのような形の託児スタイルにするのかを決めて施工に取り掛かります。

必要な数の保育士の確保も大切です。

そして何よりも重要なのが「安全性」です。
万が一にも事故があってはいけません。

ママたちが安心して預けることができると同時に、お子さまをもつママの「キレイになりたい」を応援する素敵な空間である託児所。

赤字にならないよう運営できるようであれば、きっと多くのママに愛されるエステサロンになることでしょう。

この記事の監修者

業務用痩身エステ美容機器の製造・販売 SHEMEN(シーメン)

株式会社SHEMEN(シーメン)

法人番号:5120101058391

業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入

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