エステサロンに適切な内装や間取りとは?
エステサロンの開業を考えているオーナーさん、どのような内装や間取りにするかお悩みではありませんか?
ここでは、エステサロンにはどのようなスペースが必要で、それぞれのスペースはどの程度の広さが必要なのか、法人サロンと個人サロンに分けてご紹介いたします。
目次
エステサロンに必要なスペース
法人エステサロンと個人エステサロンでは、必要なスペースも異なります。
それぞれの場合を見てみましょう。
法人サロンの場合
法人サロンには、スタッフも複数いるので、施術ルームも複数必要になります。
同時刻に複数のお客さまが来店する場合もありますので、待合を兼ねてのエントランスやカウンセリングスペースも考えておきましょう。
施術ルームは6畳の広さは確保したいものです。
例えば、6畳の個室を3部屋つくるとしましょう。
6畳=9.72平米なので3部屋分だと、施術ルームだけで29.16平米必要となります。
これに加えて、エントランス、カウンセリングスペース、サロンによっては物販スペースが必要な場合もあるでしょう。
個人サロンの場合
個人サロンの場合は、法人サロンと異なり、コンパクトな店舗になります。
オーナー一人で営業する場合には、施術ルームも1部屋あれば充分です。
この場合、完全貸切予約制になると思いますので、施術ルームとカウンセリングスペースを兼ねることができます。
最小で6畳のスペースがあれば充分開業可能ですが、すこしゆとりのある空間にしたければ、10畳ぐらいみておくと良いでしょう。
エステサロンのレイアウト
エステサロンは、お客さまが特別な時間を過ごしにくる場所です。
お客さまにご満足いただくためには、レイアウトも重要です。
法人サロンと個人サロンの場合のレイアウトのポイントを見ていきましょう。
法人サロンのレイアウト
法人サロンのレイアウトのポイントは、プライバシーの配慮です。
法人サロンは、エステティシャンも複数いるので、同時刻に複数の予約が入る場合があります。
エントランスやカウンセリングスペースなどの共有スペースは、特に配慮が必要です。
とはいえ、エントランスは初めて来られたお客さまに安心感を与えるためにも、閉鎖的な空間というよりは、ほかのお客さまと同じ空間にいながらにして、ある程度のプライバシーが守れるような空間にするべきです。
例えば、エントランスにお待ちいただく用のテーブルとイスのセットを複数置くなどといった心配りが必要です。
カウンセリングスペースも、お客さまに安心していただくため、密室にはせず、ある程度、ほかの方の気配を感じられるような空間であることが望ましいです。
ただし、パーティションなどを利用して、パーソナルスペースの確保には努めるようにしてください。
施術ルームは、個室なのでリラックスできる空間であることが前提です。
声が外に漏れないよう、また外の声が聞こえないようにする工夫が必要です。
パーティションやカーテンだけで仕切るのではなく、天井まである壁で個室同士を仕切る用にすると、声が漏れにくくなります。
大きな法人サロンの場合には、このほかパウダールームやシャワールーム、計測スペース、ロッカールームなどの設備を備えることもあるでしょう。
パウダールームは、明るくメイクがしやすいスペースに、シャワールームは清潔感のあるスペースに、計測スペースやロッカールームは、入口から見えない工夫や、ロッカー同士の間を空けるなどの配慮も大切です。
個人サロンのレイアウト
個人サロンは、生活感を感じさせないという点に注意しましょう。
個人サロンの場合は、1ルームですべて完結する場合が多いため、煩雑になりがちです。
また自宅サロンの場合には、生活で使用しているキッチンやバスルームなどが目に入ると、エステに来たという特別感が薄れてしまいます。
可能であれば、玄関から近い部屋に施術ルームを配置したり、パーティションなどで目隠しをつくり、生活感があるものはお客さまの目に触れないようにする工夫が必要です。
個人サロンの場合は、1ルーム完結型が多いのが特長ですが、1ルームのなかに全て詰め込むのは無理があります。
施術スペースもパウダースペースもカウンセリングスペースも・・・とお客さまにくつろいでいただくために、あれもこれもと設置したい気持ちは分かりますが、1ルームに詰め込みすぎると、かえって落ち着かない空間になってしまいます。
例えば、ソファーを置いて、カウンセリングスペースとくつろぎスペースを兼ねたり、ドレッサーだけを置いて、カウンセリングスペースと、パウダースペース、くつろぎスペースを兼ねるというのもひとつの方法です。
迷ったときには、お客さまにくつろいでいただける空間にすることを第一に考えてみましょう。
エステサロン内装について
エステサロンの内装は、サロンの印象を左右する重要なポイントです。
しっかりとこだわっていきましょう。
ここでは、内装と備品についてご紹介します。
内装について
内装の色で、お部屋の雰囲気はがらりと変わります。
清潔感を演出したいなら白を基調にしましょう。
高級感を演出したいのであれば、暖色系の落ち着いた色がおすすめです。
リラックス感やカジュアル感を演出するのであれば、木目を生かした床材などを取り入れてみましょう。
可愛い感じのサロンにしたいのであれば、ピンク系などが良いでしょう。
内装工事の目安は、坪単価20万円と考えておくと良いでしょう。
平均的なサロンの広さは、38坪なので、坪単価20万だとすると、内装費だけで760万円かかる計算になります。
素材にこだわらなければ、もう少し安く収めることも可能です。
また個人サロンの場合は、DIYなども上手に取り入れると初期費用を抑えることができます。
備品について
レイアウトと同じぐらい大切なのが備品です。
あまりにも備品が多すぎるとごちゃごちゃしたイメージになり、落ち着かない空間になってしまうので、部屋の広さなども考慮しながら選びましょう。
また備品選びの際は、サロンコンセプトやイメージに合わせることも重要です。
まとめ
エステサロン開業に向けては、まずは空間づくりが大切です。
どのようなターゲット層なのか、サロンのコンセプトは?
など、あなたのサロンのイメージに合った空間をつくることがポイントです。
また間取りや内装を考える際には、動線も重要です。
使いやすい動線になっているかどうかなどにも注意して計画すると良いでしょう。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
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