コロナ禍でも顧客が安心できるエステサロン対策
新型コロナウイルスの感染拡大により、事業が立ち行かなくなり倒産、業務縮小を余儀なくされている事業者が増えているなか、エステ業界も大きな打撃を受けていると実感しているオーナーも多いのではないでしょうか。
いかにこの苦境を乗り切ることができるかが、運命の分かれ道といっても過言ではありません。
サロン存続のためには、コロナ禍でも顧客が安心して来店できる対策を行うことが必須です。
ここでは、コロナ禍の今、エステサロンのオーナーが行うべきコロナ対策についてご紹介いたします。
目次
絶対必要!コロナ対策の3つの柱
コロナ禍だからといって、何の対策も取らずにじっと終息を待っているだけでは、サロンを存続することはできません。
コロナ禍でもお客さまにご来店いただかないと、サロンを営業し続けることは不可能でしょう。
しかし、一方でコロナ禍でお客さまにご来店いただいたことによりクラスターを発生させてしまうと本末転倒です。
コロナ禍の今、いかにお客さまに安心してご来店いただき施術を受けていただくかが重要です。
コロナ禍でエステサロンの営業を続けるには、何に気を付けるべきなのでしょうか。
検温の徹底
体調管理をこまめに行うことで、万が一感染していた場合の感染リスクを抑えることができます。
サロンスタッフは、必ず毎朝検温を行ないましょう。
37.5度以上の発熱がある場合は出勤しないということを徹底すると同時に、せきやだるさ、息苦しいなどといった症状、においや味がいつもと違う感じ方をするといった気になる症状がある場合にも出勤せずに、早めに医療機関を受診するようにしましょう!
また、お客さまの検温も必ず行ない、37.5度以上の発熱がある場合は入店を断るなどの対策が必要です。
なお、検温の際には機器が直接皮膚に触れない「非接触式体温計」を使用することをお勧めします。
こまめな除菌と換気
お客さまが触れる箇所はもちろん、施術室の換気などをこまめに行ない、お客さまごとに消毒を行うようにしましょう。
エステサロンでは、エステティシャンは施術時、お客さまに直接触れるため、手指消毒はもちろんですが、施術機器やベッドの消毒など、お客さまやエステティシャンが触れる箇所はすべて消毒しておきましょう。
マスク等の着用
コロナ禍で、マスク着用はもはや当たり前になりました。
エステティシャンは、マスク着用はもちろんのこと、ウイルスは、のどや目の粘膜からも感染するとされているため、感染から自分の身を守るといった視点からゴーグルの着用も効果的です。
医療関係者がしているように手袋も装着することが理想ではありますが、エステティシャンという職業柄、手袋をすることは現実的ではありませんので、入念に手指消毒をすることが大変重要になってきます。
一般社団法人日本エステティック協会では、エステティックサロンにおける新型コロナウイルス対応ガイドラインを発行しています。
これらもぜひ参考になさってください。
日本エステティック協会 新型コロナ関連情報
コロナ禍を生き抜くための取り組み
コロナ禍で、エステサロンを存続させるために今すぐにやっておきたい取り組みをご紹介します。
この苦境を乗り切るために、エステサロンが必要な取り組みをまとめました。
衛生管理徹底の取り組み
前項でもご紹介したように、こまめに消毒することは大変重要です。
まずエステティシャンは施術前に手指消毒を行ないましょう。
施術に使う備品や施術器具の消毒それに加え、お客さまごとに使い捨てできる備品の導入の検討をおすすめします。
またお客さまが帰られた後の消毒も徹底して行ないましょう。
予約受け入れ件数を通常より少なくして、お客さまの入れ替わりの際には、徹底した消毒作業プラス換気を行うなどといった厳格な衛生管理を徹底することが重要です。
3密を避ける取り組み
エステサロンで密を避けるのは難しいと思っていませんか。
施術を通してお客さまと密に接するエステサロンにも工夫次第でできることはあります。
具体的にどのような対策を取ることができるのか見ていきましょう。
密接を避ける
施術時は、お客さまとの距離がかなり近くなります。
これまで施術時に会話をしていた方も、お客さまの状態を確認する時だけなど会話は必要最小限にとどめるようにしましょう。
また、カウンセリングの際には、お客さまとの間にアクリル板を設置するなどして飛沫が飛ばないような対策を心がけて下さい。
お支払いの際も現金の受け渡しはトレーで行う、電子マネーの利用を促すなどといった対策が有効です。
密閉を避ける
万が一ウイルスが店内に入り込んでしまった場合、換気をすることで感染リスクを最小限に減らすことが可能です。
そのためには換気をこまめにすることを徹底しましょう。
密集を避ける
予約可能枠を少なくし、入店制限を行うことが最も効果的です。
予約可能枠を少なくすることにより、一人のお客さまが帰られた後の換気や消毒を徹底する事ができるとともに、お客さま同士の接触を減らすことにも繋がります。
また、営業時間の短縮などを行うことにより、エステティシャンが一日に接触する人数を減らすことができます。
規模が大きい店舗では、カウンセリングなどが時間差で行なえるよう予約時間の調整を行なったり、お客さまに席と席の間隔を空けて座ってもらうようにするなど密にならないような対策と取りましょう。
コロナ対策徹底をアピール
ここまで、徹底した感染防止対策についてお話ししましたが、あなたのサロンがしっかりとした感染対策を行なっているという事実を、お客さまにアピールすることも大切です。
お客さまが安心して足を運べるように、店舗内や表にコロナ対策をしっかりしているという証明になる自治体発行のステッカーを貼ったり、HPやツイッター、FBなどSNSでコロナ対策を徹底しているというアピールを行ないましょう。
そうすることにより、サロンに足を運んでくれるお客さまに安心感を与えることができます。
コロナ禍にエステサロンに通うという社会的に若干の後ろめたさを感じていらっしゃるお客さまもいらっしゃるかと存じます。
そうしたお客さまの心理的負担を減らすことにも繋がります。
まとめ
新型コロナウイルスの爆発的な流行により、エステサロンの営業活動にも多大な影響が及んでいます。
今はじっと耐える時ではありますが、しかしながら耐えているだけではコロナ禍を乗り切ることはできません。
上記に挙げたコロナ対策をしっかりと取りつつ、今できる最大限の対策を取ってコロナ禍を乗り越えましょう。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
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