資金不足でも大丈夫!レンタルサロンを利用した開業計画
サロンを開業するときに頭を悩ませるのが資金繰りについてですよね。
融資や助成金などの利用を考えている方もいらっしゃると思いますが、なんとか開業まで漕ぎつけたとしても経営が軌道に乗るまでのことを考えると、初期費用はできるだけ抑えて資金に余裕をもっておきたいものです。
初期費用で最も費用がかさむのが、テナント賃料や入居費などです。
自宅で開業するという選択肢もありますが、ここではもう一つの選択肢「レンタルサロン」という提案をしたいと思います。
レンタルサロンとは?
皆さま、レンタルサロンのことについてどのぐらいご存知でしょうか。
まだ認知度が低いため、あまり知らないという方も多いでしょう。
レンタルサロンとは、その名の通りサロンをレンタルするというシステムです。
レンタルであるため、初期費用として必要な敷金や礼金、仲介手数料は不要です。
保証人の提示も必要ないので比較的気軽に借りることが可能です。
利用方法としては2種類あります。
月極めと時間貸しです。
月極めは、毎月決まった曜日や時間帯を指定するというもので、時間貸しは、借りたい時だけピンポイントで借りられるというものです。
レンタルサロンのメリット
レンタルサロンの最大のメリットは、店舗を借りる時に必要になる敷金や礼金、仲介手数料といった初期費用がいらないため、開業資金を抑えられる点にあります。
このほかにも以下のような多くのメリットがあります。
固定費のスリム化
店舗を構えていると家賃に加え光熱費などといった固定が毎月必要ですが、レンタルサロンの場合には、これらが必要ないため毎月の固定費を削減することができます。
立地条件がよい
レンタルサロンの多くは、駅近が多いため集客しやすいというメリットがあります。
自ら店舗を借りるとなると高額な立地条件のよい場所にサロンがあるのでお得です。
集客コストもかなり抑えることができます。
複数店舗もつことが可能
複数店舗出店するとなると、店舗を借りる費用が多くかかってきますが、レンタルサロンなら使いたいときに使いたいだけ料金が発生するので、費用対効果が期待できます。
お客様によって複数店舗使い分けることができるのが魅力です。
お客様宅に出張する訪問エステに比べ、お客様にとってもオーナーにとってもメリットは大きいと考えられます。
多店舗経営を目指している方もいらっしゃると思いますが、賃貸店舗だと実現するまでに時間がかかってしまいます。
その点、レンタルサロンなら容易に店舗を増やすことができます。
レンタルサロンのデメリット
上記のようにメリットの多いレンタルサロンですが、もちろんデメリットもあります。
一番のデメリットは、多くのオーナーさんと共有するスペースであるため、スケジュール調整が難しいということです。
急にお客様の予約が入った時に、自分は空いていても場所が空いていないというケースがあります。
このように、ここではレンタルサロンにおける幾つかのデメリットを挙げてみます。
使いたい時に使えるとは限らない
人気のレンタルサロンは終始込み合って予約が取れないこともあります。
特に週末は予約が取れない状態が続くこともあるでしょう。
週末を希望されるお客様がいらっしゃるなら早めに押さえておくことが重要です。
特に週末にこだわらないお客様であれば、平日や夜間など比較的空いている時間をお勧めするというのも、上手にレンタルサロンを使用する一つの方法です。
オーナー好みにカスタマイズできない
レンタルサロンは、既に家具などの配置が決まっているので、自分仕様に動かせないというデメリットがあります。
そのため使いづらい点もあると思いますが、あらかじめ間取りなどチェックしておくと失敗が少ないでしょう。
レンタルできる備品に制限がある
レンタルサロンの場合、施術用のベッドやスツールは設置されている店舗がほとんどです。
それ以外の備品については、自身で持込が必要になります。
レンタルできる備品、自分の用意すべき備品などあらかじめチェックしておきましょう。
店舗によっては、バスタオルなどもレンタルできるところもありますが、質感などあらかじめ自分の目で確かめておくことをお勧めします。
管理体制に問題ありの物件も
レンタルサロンによっては、管理人が常駐していない場合もあります。
そのため管理が行き届いていない物件もあります。
レンタルサロンの場合、基本的には利用者が退出時に清掃を行ないますが、利用者によっては掃除が行き届いていない場合もあります。
契約する前にレンタルサロンをチェックし、掃除の状態や利用状況などを自身の目でチェックすることをお勧めします。
レンタルサロンで開業するには
レンタルサロンでの営業についてのメリット・デメリットをご紹介しましたが、これらをトータルすると初期費用を抑えたい方に最適なのがレンタルサロンだとお分かりいただけたと思います。
ここからは、レンタルサロンを活用して開業するための必要な準備についてご説明します。
気になる費用は?
レンタルサロンでの開業を目指す方にとって、一番気になるところはやはり初期費用だと思います。
レンタルサロンの料金は、立地や内装などによって異なりますが、利用料金のみでOKのところ、入会費や月額会費などが必要なサロンもあります。
利用時間設定もまちまちなので、気になる物件は実際に足を運んで、施術室の状態をしっかりとチェックしたうえで契約することをお勧めします。
候補サロンが複数ある場合には、それぞれに足を運んでサービス内容などを比較検討しましょう。
契約コースによっては優先的に予約が取りやすくなるサービスや、契約年数に応じて料金が減額となるサービスを設けているところもあります。
これらをうまく利用してお得に活用したいですね。
まとめ
レンタルサロンを活用しての開業を目指すには、レンタルサロンのデメリットを知ったうえでメリットを十分に活かすことが重要です。
レンタルサロンなら少額の資金で開業が可能なので、サロン開業のハードルは高くはありません。
まずは低コストで開業し経営を続けながら自分の店舗をもつための準備期間と捉えて黒字経営を目指してみましょう。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
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