業務用エステ脱毛器はレンタルすべき?メリットとデメリットを検証
業務用エステ脱毛器を新しく購入するとすれば、1台あたり数百万円します。
「資金繰りが難しく、なかなか手が届かない」というオーナーさまも多いはず。
最近では、脱毛器を月払いで利用できる業務用エステ脱毛器のレンタル制度があるのをご存知でしょうか。
「それならぜひレンタルで!」と決めてしまう前に、まずは本記事をお読みください。
業務用エステ脱毛器をレンタルした場合のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
目次
業務用脱毛器について
業務用エステ脱毛器選びは、大変重要です!
今や、エステサロンの脱毛には、キッズから高齢者まで幅広い年齢層のお客さまが訪れています。
それだけ、幅広いニーズがあるということです。
またエステ機器メーカーでは、各社がこぞって新製品の開発に力を入れています。
日々、業務用エステ脱毛器も進化しているのです。
ご自身のサロンのコンセプトやターゲット層に合った機器を選ぶことは、サロンの発展につながります。
それだけに業務用エステ脱毛器選びは、慎重に行ないたいものです。
「業務用エステ脱毛器、種類が多すぎてどれを選べばよいのかが分からない」
「選ぶときにポイントが知りたい」
「自分のサロンに合っている機器はどれだろう?」
「大きな機器はスペースを取って邪魔。できるだけコンパクトな機器がいい。」
このように、業務用エステ脱毛器選びに迷っているエステサロンのオーナーさま、必見です!
エステ脱毛とは
エステ脱毛とは、一般にエステサロンで行なわれている光脱毛のことを指します。
エステサロンでは、脱毛の定義として、スキンケアの一環として行なう施術で、美容上好ましくないムダ毛を取り除くこととし、除毛・減耗を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で施術を行ないます。
業務用エステ脱毛器の種類
エステの業務用脱毛器は、大きく分け4種類あります。
ここでは、エステサロンで一般的に行なわれている光脱毛の機器についてご紹介いたします。
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
IPL脱毛
IPL脱毛とは、インテンスパルスライトと呼ばれる特殊な光を用いて行う脱毛方法です。
黒いものに反応する複数の波長をもつ光線を利用した機器です。
ムダ毛のなかのメラニン色素に反応し熱を発生させることで、発毛組織にダメージを与えます。
これにより、気になるムダ毛を減らしていく脱毛法のことです。
産毛より濃く太い毛に対して高い効果が期待できます。
また痛みが少ないので、敏感肌の方にもおすすめです。
ただし、黒い色素をターゲットとするため、日焼けした肌や色黒の方、ほくろやシミ、色素沈着がある肌にはおすすめできません。
1回の照射で、広範囲を施術することができます。
活発に細胞分裂をしている成長期の毛をターゲットとしているため、毛周期に沿った施術を行なっていきます。
SHR脱毛
SHR脱毛は、スーパーヘアーリムーバルと呼ばれる蓄熱式脱毛方法です。
メカニズムは、まず発毛組織に栄養を与えている領域に熱を蓄積させます。
その熱により、広範囲の毛にダメージを与えることによりムダ毛を減らすという方法です。
メラニン色素をターゲットとするわけではないので、毛周期に左右されない施術が可能です。
また日焼けや生まれつき色黒の方にも施術ができます。
産毛にも効果があります。
比較的新しい脱毛法です。
SSC脱毛
SSC脱毛は、抑毛効果がある専用のビーンズジェルを塗布したあと、照射していきます。
ビーンズジェルを肌の角質層に浸透させることで抑毛効果が得られます。
またこのジェルには、美肌効果もあるので、毛穴の引き締めにも効果的です。
肌への負担が少ないので敏感肌の方にもおすすめです。
産毛にも効果があります。
NPL脱毛
NPL脱毛とは、毛根よりも上にあるバルジ領域という毛が生える司令を送る部分にダメージを与える脱毛方法のことです。
毛根より皮膚に近い部分に照射していくので、通常より照射の量が少なくてすみます。
そのため、火傷しづらく、日焼け肌や色黒の方も施術可能です。
産毛にも効果がある比較的新しい脱毛方法です。
エステ脱毛の種類
これまで機器を使用して施術をする光脱毛方法をご紹介いたしました。
光脱毛は、脱毛サロンで一般的に行なわれている脱毛方法です。
脱毛器のライトを照射することによって、ムダ毛の毛根にダメージを与えていきます。
これにより、徐々に毛が細く薄くなっていくという効果が得られます。
光脱毛のメリットは、
- 広い範囲を短時間で施術することが可能
- 痛みが少ない
エステサロンには、光脱毛以外の脱毛方法もあります。
ここからはそれ以外の脱毛方法をご紹介いたします。
ブラジリアンワックス脱毛
ブラジリアンワックス脱毛とは、ムダ毛が気になる箇所に、ワックスを薄く塗って剥がすことにより、毛根から一気に毛を抜く脱毛方法です。
効果は、2~3週間といわれています。
光脱毛とは異なり、施術後すぐにツルツルスベスベのお肌になりますが、永久に毛が生えてこないわけではありません。
脱毛後の肌は、赤身を帯びていてヒリヒリすると思いますので、しっかりとしたアフターケアが必要です。
剥がすときの痛みが強いので、痛みに弱い方、敏感肌の方にはおすすめできません。
脱毛クリーム
脱毛クリームもブラジリアンワックスと同じように、肌に塗る脱毛方法です。
クリームのなかにタンパク質を溶かす成分が含まれているので、毛を溶かすことにより脱毛します。
即効性がありますが、ブラジリアンワックスと異なり、痛みを感じにくいのがメリットです。
ただし、敏感肌の方は肌トラブルが起きる可能性がありますので要注意です。
業務用エステ脱毛器を選ぶ5つのポイント
それでは、ここで業務用エステ脱毛器を選ぶポイントについてご紹介いたしましょう。
選ぶ際に気を付けたいポイントは、5つあります。
①業務用脱毛器の種類
業務用脱毛器の種類は、IPL、SHR、SSC、NPLと大きく分けて4つあると前項でご紹介いたしました。
それぞれの脱毛器の異なる点は、照射する光の波長です。
あなたのサロンがターゲットとしているお客さまのニーズや、サロンコンセプトに合わせて慎重に選びましょう。
②施術時間
それぞれの機器によって、照射時間や照射範囲が異なります。
それにより施術時間も大きく変わってきます。
業務用脱毛器には、単発式と<em>連射式があります。
連射式は、1秒あたりの照射数が2発以上のものを指します。
多いものであれば、1秒間で10連射するものもあります。
一方、単発式は、1秒~2秒に1発ずつ照射を行ないます。
施術時間は、お客さまの回転率にも関わってきます。
回転率を上げたいのであれば、施術時間が短いほうをお選びください。
しかしながら、ただ施術時間が早いからという理由だけで選んでしまうと、思うような効果が得られないこともあります。
施術時間と得られる効果のバランスをよく比較しながら、慎重に検討することが必要です。
③お客さまへの負担
お客さまのなかには、痛みに弱いという方もいらっしゃいます。
脱毛=痛いという恐怖をもって施術に臨む方もいらっしゃいます。
またお肌が敏感な方もいらっしゃいます。
そのようなお客さまに安心して施術を受けていただくことも大切です。
そのためには、お客さまへの負担を最小限にすることが必要になります。
光脱毛は、60~80℃の熱が発生します。
照射麺の温度が高ければ、それだけ痛みも感じやすくなります。
そのため、業務用脱毛器には、冷却機能をもったハンドピースが使用されています。
ハンドピースの冷却温度や、冷却性能は、施術の痛みに大きく関係します。
大切なお客さまへの負担を少しでも軽くするために、ぜひハンドピースの性能もしっかりとチェックしておきましょう。
④ランニングコスト
光脱毛の業務用脱毛器には、「光源ランプ」が使用されています。
このランプは消耗品です。
ランプには、きめられたショット数があります。
ショット数を使い切ると、ランプ交換が必要になります。
業務用脱毛器には、総ショット数やランプ交換費用などが記載されています。
これらの数字から1ショット当たりの金額を算出し比較することも大切です。
また往復照射が必要かどうかについても参考にすると良いでしょう。
これらを総合して、光源ランプのランニングコストについての検討をしてみてください。
また、脱毛施術には、ジェルの塗布が必要です。
ジェルの料金、拭き取る時間、拭き取りに使用するタオル、クリーニング代などトータルで考えてジェルのコスパについても検討してみてください。
⑤メニュー展開の可能性
業務用脱毛器のなかには、脱毛だけにとどまらず、バストケアやフェイシャルエステ機能などが搭載されたものも数多くあります。
現在必要なのは脱毛器であっても、今後のことを考えるとメニュー展開ができるほうが、サロンのためになるかもしれません。
お客さまの選択肢を増やすためにも、メニュー展開の可能性を秘めた機器の検討は重要です。
業務用エステ脱毛器を選ぶ際の注意点
業務用エステ脱毛器を選ぶ際の注意点についてもご紹介しておきましょう。
照射スピードの記載に注意
連射式脱毛器のなかには、単発式脱毛器1発分の光の熱量を分割して、それらを1発とカウントすることにより連射式であると説明している製品もあります。
この場合、パワーを少量にし高速連射をしているということなので、時間とコストがかかるうえ、脱毛効果も弱くなってしまいます。
記載されている数字に惑わされないよう、細部までしっかりとチェックしましょう。
機器のメンテナンス体制は整っているか
業務用は家庭用に比べ、高性能であるため比較的不具合が起こりにくいものの、万が一のトラブルはないとは言えません。
万が一故障した場合、メーカーはどのような対応をしてくれるのか、しっかりと確認しておきましょう。
海外製の業務用脱毛器具の場合は、修理費用や部品代が高額になることがあります。
また代替機の手配に時間がかかることもあります。
万が一の故障時に一番、迷惑をおかけするのはお客さまです。
お客さまにご迷惑がかからないよう、またサロンの売上に影響が出ないように、すぐに対応してもらえるかどうかの確認はしておきましょう。
製品保証
業務用脱毛器のメンテナンス費用は、5年間で60万円とも言われています。
脱毛器は、一度導入すれば頻繁に取り換えるものではありません。
長く使用するものです。
メンテナンス費用が高額であればあるほど、経営に響いてきます。
保証期間や保証内容についても、しっかりと確認しておきましょう。
中古機器の場合、メーカー保証が受けられないことがほとんどです。
中古機器の導入を考える場合には、その点も考慮にいれておきましょう。
業務用エステ脱毛器をレンタルするメリット
まずはレンタルするメリットについて検証してみましょう。
業務用脱毛器をレンタルするメリットは、大きく分けて3つあります。
手軽にサロン開業ができる
一括で支払うと数百万円する脱毛器も月々のレンタル料金の支払いのみで利用できるとなると、最初に多額の購入資金を用意する必要がなくなるので、手軽にサロン開業を行なうことが可能になります。
脱毛サロンを開きたいけど経営がうまくいくか不安なので、あまり資金をかけたくないというオーナーさまにもおすすめです。
またレンタルは審査不要の場合が多いので、リースやクレジットの審査が通らない方でも導入できるというメリットもあります。
税金対策に最適
個人事業主のサロンオーナーさまの場合、毎月の「売り上げ」から「経費」を差し引いた金額が「事業所得」となります。
税金は、この「事業所得」に加算されます。
よって経費が多いとその分「事業所得」が減ることになり節税にもつながります。
月々のレンタル料は、「経費」とみなされるので、脱毛器をレンタルすると節税にもなるというわけです。
最新モデルを使用できる
メーカーにもよりますが、最新モデルのレンタルを行なっているメーカーであれば、購入となると手が出ない最新モデルであっても使用できることができます。
購入している場合には、最新モデルが出たからといってすぐに買い替えることは困難ですが、レンタルの場合には、新しいモデルに変えることが比較的簡単にできるので、お客さまに常によりよい施術をご提供することが可能になります。
業務用エステ脱毛器をレンタルするデメリット
次にデメリットをみてみましょう。
業務用脱毛器をレンタルする際のデメリットとして挙げられるのは、次の2つです。
追加費用が発生することや割高になる可能性がある
業務用脱毛器のレンタルの際には、レンタル期間が設けられています。
メーカーによっては、期間を延長する場合には、レンタル費用に加え更新費用が必要になる場合があります。
また4年~5年という長期にわってレンタルすると、結果的に一括購入をした方が安くなる場合があります。
金額のことだけを考えるのであれば、開業後経営が軌道に乗り資金に余裕があれば、レンタルから購入に切り替えてよいかもしれません。
新品ではなく中古品の場合も
メーカーによっては、レンタルには最新機種ではなく型落ちの中古品で対応する場合があります。
その場合、照射スピードが遅く施術時間がかかるうえに、ランニングコストが高くなるといった可能性があります。
料金が安いからという理由だけでレンタル品にしてしまうと、自身が思っていた施術と異なる施術を提供せざるを得なくなりますので注意が必要です。
レンタル商品を選ぶ場合には、機器の特性などをよく確認し費用対効果についても検証したうえで決めましょう。
業務用エステ脱毛器のレンタル以外の導入方法
業務用脱毛器には、購入、レンタル以外にも導入方法があります。
ここからは、初期費用をなるべく抑えたい方におすすめしたい導入方法をご紹介いたします。
ビジネスクレジット
いわゆる割賦契約です。
クレジットカード会社がオーナーの代わりに購入し、オーナーはクレジットカード会社に毎月返済していくという方法です。
36回払い、48回払い、60回払いなど支払い回数が増えるにつれて、月々の支払額も減るので、月々の負担を調整することができ、ゆくゆくは脱毛機は自分のものになるというメリットがあります。
リース
レンタルと似ていますが、レンタルと異なる点は、オーナーに代わってリース会社が脱毛器を購入するという点です。
そのためレンタルのように途中でやめることができません。
やめたい場合には、残金を一括返済が課せられます。
またビジネスクレジットと異なり、契約期間が終了しても自分のものにはならないので要注意です。
リースのメリットは、固定資産税がかからず初期費用を抑えられるという点です。
中古購入
中古購入のメリットは、とにかく安く機器を手に入れることができるということと、つまり自分のものになるということです。
商品によっては、新品の半額ほどの金額で手に入れることができます。
購入方法も一括だけでなく分割も可能です。
デメリットは、メーカーの保証やサポートが得られないことが多いという点です。
これもメーカーや購入する機器によっても異なりますので、購入の際には確認が必要です。
また最新機種に比べて施術スピードが遅いなどといった点もデメリットとして挙げられます。
Q&A
ここからは、業務用エステ脱毛器に関するよくあるご質問をQ&A形式でご紹介いたします。
メーカーによってまちまちです。機器を使用するうえで、施術方法が分からないと仕事にならないですよね。最初に説明を受けても実際に使用していくうちに、使用方法に疑問点が出てくることはよくあります。そのようなときのサポート体制があるかどうかは
大切です。検討の際には、そのような点も確認しておくとよいでしょう。
購入以外にもレンタルやリース、中古品購入など導入方法は、いろいろあります。まずはメーカーに問い合わせてみてください。
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まとめ
業務用脱毛器の導入にはさまざまな方法があることがお分かりいただけたと思います。
脱毛サロンを開業するにあたって、業務用脱毛器は必ず必要となるものですから避けては通れません。
そのためまずは何を最優先に考えるかをしっかりと考えたうえで、ご自身がご用意する資金や、お客さまに提供しようとしている施術サービスに合った脱毛器を選ぶことが重要です。
業務用エステ脱毛器選びには、押さえるべきポイントがあります。
サロン側、お客さま側双方にプラスになるような機器選びが大切です。
ここまでご紹介してまいりましたポイントや注意点に気を付けていただきながら、ぜひあなたのサロンにピッタリの機器をお選びください。
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社名 | 株式会社SHEMEN(シーメン) |
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営業時間 | 平日9:30~18:00 (土日祝日定休) |
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FAX | 06-6379-3897 |
事業内容 | 業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入 業務用美容機器・ホームケア用美容機器・各種商品企画OEM/ODM 化粧品販売 |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行 他、エステ機器ローン提携 |
メールアドレス | info@shemen.jp |
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
企画・デザイン・開発とお客様との念入りなヒアリングの上ご希望に沿ってご提案、小ロットでも対応可能です。