エステサロンには必ず必要!?賠償責任保険とは?
エステサロンを経営していると何かしらトラブルが起きる可能性はゼロではありません。
経営者の皆さま、トラブルが起きた時の対策を考えていらっしゃいますか。
思わぬトラブルで、莫大な賠償金を請求されることもないとは限りません。
皆さま、車に乗る時には車の保険を、自転車に乗る時には自転車の保険を、そして万が一に備えて生命保険にも入っていらっしゃると思います。
それと同じように、エステサロンを経営する際には、エステサロン経営をサポートしてくれる保険に入っておくことをおすすめします。
今回は、万一のトラブルが起きたときに慌てないよう予め保険に入っておくことの必要性についてご紹介いたします!
賠償責任保険でカバーできるトラブル
エステサロンに限らず、経営者は何かしらのトラブルが起こることを想定しておかなければなりません。
そして、万一トラブルが起きた場合にはどう対処するのかをシミュレーションしておくことが大切です。
ここでは、エステサロンで起こりうる主なトラブルについて挙げていきます。
このようなトラブルに見舞われたとき、経営者のあなたならどうされますか?
対処法などを考えながら読み進めていただけたら幸いです。
皮膚トラブル
皮膚トラブルは、エステサロンで最も多いトラブルです。
「施術に使った化粧品が肌に合わなかった」「施術後、肌がかゆい」「肌が赤く腫れた」「施術に使った機器が適切に使用されていなかったことにより肌にトラブルが生じた」などさまざまな皮膚トラブルがあります。
お客さまによっては、大きなショックを受けられて賠償金を請求して来られる方もいらっしゃいます。
またサロン側に落ち度がある場合には、多額の賠償金の支払い命令が出される場合もあります。
そうならないように日頃からしっかりとしたカウンセリング&施術を行なうとともに、トラブルを未然に防ぐためのスタッフ教育も併せて行なっておくことが重要です。
一方で、万一そうなってしまった時のために、対策を立てておくことも大切です。
盗難
どのサロンでも貴重品管理には十分注意をしていることと思いますが、どれほど注意をしていても起こりうる可能性はゼロではありません。
空き巣によるトラブルも考えられます。
お客さまが施術中にサロンに預けたお荷物の管理について改めて見直すとともに、トラブルが起こったときのその後の対応の仕方についてもしっかりと考えておきましょう。
その他のトラブル
お客さまには直接関係ないもののシャワールームなどの水漏れといったサロン側が被るトラブルもあります。
このほか、せっかく賠償保険に加入していても保険適応にならないトラブルもあります。
医療行為を行なってはいけないサロンで医療行為とみなされる施術を行なうなどし、トラブルになった場合などです。
法に触れるような施術は行なわないのが大前提ですが、経営者である以上、美容に関する法律や許可範囲などについてもしっかりと理解しておかなければなりません。
これは経営者の責任義務です。
どのような保険を選べばよいのか?
予期せぬトラブルが起こる可能性について危機感を感じた経営者の皆さま。
「急いで保険に加入しなきゃ!」と思ったかもしれませんが、まずは、ご自身が経営するサロンにピッタリ合った保険は、どのような保険か見ていきましょう。
オーナーエステティシャンが一人で行なっている個人サロンの場合には、個人向けの協会系責任賠償保険がおすすめです。
掛金を安く抑えることができます。
一方、何人かスタッフがいる場合には、大手損保系のサロン向け責任賠償保険がおすすめです。
小規模サロンから大規模サロンまでカバーしてくれます。
賠償責任保険の掛金は高い?安い?
エステサロン経営をサポートしてくれる賠償責任保険には、大きく分けて3つあります。
ここからは、3つの保険をそれぞれ簡単に説明いたします。
- 専門団体系保険
美容室の公的組合による「美容所賠償責任補償制度」、エステ業界総括団体による「エステティックサロン総合賠償保険」があります。
いずれも掛金は、数千円程度なのでおすすめです。 - 自動付帯保険
一人で活動しているエステティシャンをサポートするための協会があるのはご存知でしょうか。
いくつかあるのですが、その協会の会員になれば、年会費12,000円~18,000円程度で自動的に保険が付いてくるというサービスがあります。
個人で活動しているエステティシャンの方には、保険のほかにも様々なサポートを受けることができるのでおすすめです。 - 大手損保会社の保険
大手損保会社には、各損保会社が美容関連企業とタッグを組んだ保険もあります。
5,000円という低価格の掛金のものから、掛金が30,000円を超える充実したプランもあります。
あなたのサロン規模に合った保険を選んで加入するとよいでしょう。
まとめ
保険は、いわばお守りのようなもの。
高い掛金を払っていても使わないかもしれません。
しかしそれでいいのです。
「使わないかもしれないから掛金がもったいない」ではなく、たとえ使うことがなくても「使わなくて良かったからラッキー」と思えるぐらいに考えておきましょう。
経営者は、万が一のことも想定しておかなければなりません。
万が一が起こってしまった場合に慌てず対処できるよう経営者をサポートしてくれるのが、保険なのです。
上手に保険に頼れる経営者こそ、素敵なデキる経営者です。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
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