脱毛サロンの仕事はキツい?仕事を始めるまでにこれだけは知っておこう!
ひと昔前までは、脱毛といえば若い女性がする美容施術でしたが、現代においては、若い女性はもちろん、老若男女問わず気軽に脱毛をする時代になっています。
大人だけでなく子どもも脱毛に通う時代です。
そのため、全国各地に多くの脱毛サロンがひしめき合っています。
脱毛サロンは多いけれど、そこで働くスタッフは常時足りていない状態です。
もしあなたがこれまでに求職経験があるのであれば、「脱毛サロンスタッフ募集!!」という求人を目にしたことがあるのではないでしょうか。
もし「これからまさに、脱毛サロンに就職しようとしている」
「脱毛サロンで働きたくて今探している」
という方がいらっしゃったら・・・
まずはこの記事を読んでみてください。
仕事を始めるまでに知っておいてもらいたい脱毛サロンの仕事のメリット・デメリットについてご紹介いたします。
目次
脱毛サロンの定義
脱毛サロンとは、脱毛の施術を受けられるサロンのことです。
脱毛サロンには、3種類あります。
- 脱毛の施術のみを専門としているサロン
- 脱毛コースがあるエステサロン
- 脱毛部門がある美容室
これらの多くでは、顔を含む全身脱毛が可能です。
脱毛サロンと医療脱毛は何が違うの?
医療脱毛とは、美容クリニックなどで行なわれている脱毛の施術のことです。
美容クリニックでは、レーザーを使用する「医療レーザー脱毛」を行なっています。
医療レーザー脱毛は、医療行為にあたるため、医師または看護師のみが行なうことができる施術です。
永久脱毛が可能である反面、痛みや刺激があり、料金も高めです。
一方、脱毛サロンの脱毛は、「フラッシュ脱毛」「光脱毛」という医療脱毛よりは出力が抑えられた機械を使って行ないます。
医療脱毛と異なる点は、もうひとつあります。
研修を受ければ誰でも施術ができるという点です。
脱毛サロンの脱毛は、出力が低いため痛みは少なく、医療脱毛よりは料金は抑えられています。
永久脱毛ではなく「抑毛・減毛」が目的です。
脱毛サロンスタッフの仕事
脱毛サロンで働くスタッフの仕事についてご紹介いたします。
脱毛サロンのスタッフは、脱毛の施術のほか以下のような業務に携わります。
受付・予約対応・予約管理
来店したお客さまの対応、予約の対応、そして予約管理もスタッフで行ないます。
予約の対応や予約管理に関しては、近年Web予約が主流になっています。
Webでの予約に加え、電話の対応も求められます。
ただし、大きなサロンであれば、分業化されており、これらの仕事は専任スタッフが行なう場合もあります。
カウンセリング
カウンセリングとは、初来店したお客さまのご希望などを伺ったうえで、施術方法と脱毛器についての説明、コースの説明などを行ない、お客さまにご納得いただいたうえで契約できるようにするために行なう質疑応答です。
病院で言えば、問診のようなものです。
カウンセリングは、新規顧客を獲得するための大切なプロセスです。
しっかりとカウンセリングをし、お客さまのご希望や状態などを把握したうえで、お客さまにピッタリな施術をご提案します。
カウンセリングがしっかりとできるようになるためには、まずは脱毛についての知識が求められます。
脱毛の施術
脱毛サロンの業務のなかで最も訓練が必要なのが、脱毛の施術です。
脱毛サロンの施術は、医療行為ではないため、特別な資格は必要ありません。
しかしながら、お客さまの身体に直接機器をあてて施術を行なうので、機器の使い方や施術手順、施術方法などをしっかりと身につける必要があります。
そこで、サロンごとに定められた研修が用意されています。
- 脱毛の基礎知識や接客マナーなどの座学
- 脱毛機器の操作方法などの習得
- 脱毛機器の実践的な施術
このような研修を受ければ、脱毛の施術ができる知識や技術が身につきます。
しっかりした知識や技術が身に付けば、お客さまの施術ができるようになります。
施術後のケア
施術が終われば、お客さまの肌に以上がないかどうかチェックを行ないます。
保湿ケアを行ない、自宅でのケアの方法などの説明を行ないます。
そして、次回の予約を承ります。
そのあと会計を行ない、お見送りをします。
その他の業務
脱毛サロンのスタッフの業務は、これだけではありません。
サロン内の掃除、施術器具などの消毒作業、タオルなどの洗濯、消耗品などの在庫チェックや発注作業・・・
サロンによってやり方はさまざまですが、担当を決めたり、当番制でこれらの業務を行なうこともありますが、多くのサロンでは、施術に入れない新人の仕事である場合が多いです。
脱毛サロンの仕事って本当に大変?
脱毛サロンでは、ほとんどが立ち仕事です。
また、中腰の姿勢で施術を行なうことも多くあります。
これが、脱毛サロンの仕事が大変と言われるゆえんだと思います。
まさに体力勝負の仕事です。
またお客さまは、土日祝日にご来店いただくことが多いので、土日祝日にお休みを取れないというのも大変なことのひとつでしょう。
また仕事帰りのお客さまのために、夜遅くまで営業をしていることも多いので、体力的に厳しいといえます。
このほかに大変なことといえば
- ノルマ達成が大変
- クレーム対応が大変
- 人間関係が大変
どこのサロンにおいても営業ノルマが存在します。
ノルマを達成しないといけないというストレスに耐えられない、またノルマが達成できない月が続いてサロンにいられなくなった、という理由で辞めていく人もいます。
また火傷や肌荒れといった肌トラブルのクレーム、高額な料金を支払っているのに効果が感じられないというクレームもあります。
クレーム処理が大変で辞めていく人もいます。
脱毛サロンのスタッフは女性がメインです。
そのため人間関係が難しいという人もいます。
脱毛サロンで働くメリット
ここまで読み進めた方のなかには、「そんなに大変なら、やっぱり脱毛サロンで働くのは止めよう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし脱毛サロンで働くのは、メリットや楽しいことも多くあります。
ここでは、働くメリットについてご紹介いたします。
技術的にも人間的にもステップアップできる
脱毛サロンで働くためには幅広いスキルが必要になります。
- 接客
- 脱毛技術
- コミュニケーション
- 事務
- 営業
- 経営
このように幅広いスキルを身につけることができるため、技術的にはもちろんですが、人間的にもステップアップできます。
また脱毛サロンは、若い女性スタッフが多いため、ある程度のスキルを身に付ければ、どんどんキャリアアップができる環境です。
上昇志向の方にはおすすめの職場といえます。
自分自身も磨かれる
「脱毛サロンでお客さまにおすすめするには、まず自分自身が美しくなければならない」
脱毛サロンで働くようになると、自然とそのような思考になっていきます。
そのため、自分自身も自然と磨かれ美しくなります。
また施術の練習のために、脱毛マシンを無料で利用できるので、費用をかけずに脱毛ができるのもメリットです。
まとめ
脱毛サロンで働くメリット・デメリットについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
最後に、脱毛サロンスタッフの給与の相場は、月に20~30万円です。
年収で言えば、300~400万円ほどです。
脱毛サロンの給与には、お客さまの指名や売り上げによるインセンティブが加算されるのが通常です。
スキルアップすれば、指名も増えてインセンティブがアップするため、給与もぐんと増えます。
全国展開をしている大手のサロンであれば、より高収入も期待できます。
このように、あらかじめ、脱毛サロンの良い面だけでなく大変な面も知っておくことで、働きはじめてから「こんなはずじゃなかった」というギャップに悩むことがなくなります。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、脱毛サロンでご活躍されますことをお祈りいたします。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
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