おうちエステサロンを開業!必要な間取りや広さは?
自宅でエステサロンを開業する場合、どのような間取りが必要なのでしょうか。
ここでは、おうちエステサロン開業を考えていらっしゃる方必見!
自宅サロンに必要な間取りについてお話いたします。
目次
自宅エステサロンを開業しようと思ったらまず始めにすること!
あなたが自宅エステサロンを開業しようと思っているお家は、戸建て一軒家ですか分譲マンションですか?
それとも賃貸マンションや借家ですか?
賃貸マンションや借家の場合、必ず大家さんや管理会社に営業許可を取りましょう。
賃貸物件契約時には、契約書において居住用と記載されているはずです。
事前許可を取らずに、営業を始めてしまうと契約違反になります。
場合によっては、強制退去になることもありますのでご注意ください。
分譲マンションの場合も注意が必要です。
分譲マンションは、自分の持ち物ではあるのですが、管理組合によって営業活動を制限している物件もあります。
必ず管理組合に確認し、事前許可を取りましょう。
自宅エステサロンに必要な広さは?
結論からいうと、6畳あれば充分開業可能です。
ただし、日頃生活とは全く関係ない部屋を施術ルームとして確保することがポイントです。
自宅サロンの場合、生活感が見えてしまうと、お客さまは興ざめしてしまいます。
エステに来られるお客さまは、非日常を求めてこられます。
それなのに、生活感たっぷりの部屋だったら・・・
自宅エステのポイントは、生活感排除です。
6畳あれば開業は可能ですが、よりサロンらしい空間にしたいのであれば、10畳は欲しいところです。
6畳あれば、ベッドやマシンなど必要なものはおけますが、遊びの空間がなくなります。
遊び空間が広がれば、解放感がありお客さまにもリラックスしていただけます。
よりサロンらしい空間をつくりあげることができるというわけです。
生活感排除のポイント
先ほどの章で、自宅サロンのポイントは生活感の排除と申し上げました。
自宅サロンの場合、玄関から施術ルームまでの導線は、生活スペースと重なってしまいます。
できるだけ生活感を排除するためには、生活スペースとの共有部分を最低限にすることです。
例えば、
- ① 玄関からリビングを通って施術ルームへ
- ② 玄関から施術ルームへ
上記の場合、②の方がお客さまに極力生活感を感じさせずにすみます。
このように、施術ルームに最短でたどり着けるよう、施術ルームを設定することが重要です。
しかしながら、玄関やトイレは、どうしても共用スペースになってしまいます。
常に清潔感を重視するとともに、施術ルームの内装と統一感のあるコーディネートを心がけましょう。
6畳の自宅サロンは狭い!?狭くても大丈夫なインテリア選びのコツ! >>
自宅サロンのメリット・デメリット
自宅サロンにも、メリットもあればデメリットもあります。
ここでは、自宅サロンを客観的に見つめ直してみましょう。
自宅サロンのメリット
まずは、メリットです。
自宅サロンの最大のメリットは、開業資金や維持費を抑えることができるという点です。
テナントを借りると、敷金・礼金・内装費用など開業資金が多くかかってしまいます。
また毎月の家賃に加え光熱費もかかってきます。
その点、自宅であれば、初期費用は随分抑えられますし、毎月の運転資金も押さえることができます。
大きな出費なく、気軽に始められるという点が自宅サロンのメリットといえます。
また自宅サロンなので、自分自身で営業時間やコンセプトを決めることができます。
小さなお子さまがいらっしゃる場合は、お子さまが保育園や学校に行っている間だけ予約を取るようにするといったこともできますし、学校行事がある日は予約を取らないようにすることも可能です。
自宅なので通勤しなくて良いという点もメリットです。
自宅サロンのデメリット
それでは、デメリットについて見ていきましょう。
最大のデメリットは、集客が難しいという点です。
自宅サロンは、普通の住居ですので、通行人の目に留まるということがほとんどありません。
もし目に留まったとしても、「ここに行きたい!」という欲求には結び付きづらいです。
そのため、テナントなどを借りて開業する場合に比べて、集客は難しいといえます。
友人や家族などの口コミを利用したり、SNSを利用するなど、集客には工夫と地道な努力が必要です。
自宅の住所や電話番号を公開しなくてはいけないという点もデメリットのひとつです。
集客のためには、サロンの場所や予約を受け付ける電話番号を公開しなくてはなりません。
場合によっては、携帯番号を公開することになるかもしれません。
防犯面が心配という方は、サロン用の携帯電話を契約するとともに、多くの人の目に留まる媒体には詳しい住所を載せずに、予約客にのみ詳しい住所を教えるという方法もあります。
また周囲への配慮が必要です。
エステサロンなので、大きな音が出るということはあまりありませんが、マンションの場合、マシンの音が下の階に響いてしまうという可能性もあります。
事前に、サロンを開業するという旨を上下左右の方には、お知らせしておくような配慮が必要です。
また自宅ならではのデメリットといえば、オンとオフがつきにくいという点も挙げられるでしょう。
施術はしていないけれども、家事の合間にSNSの更新や在庫チェック、予約管理をしたりなど、家庭に仕事を持ちこむ確率は高くなります。
また、自宅で焼き肉など臭いが強く残る料理などは控えなければいけないということも頭にいれておきましょう。
自宅サロンにかかる費用
自宅サロンの場合は、テナントを借りるよりはるかに費用がかかりません。
幾らぐらいかかるのかざっと見積もってみましょう。
- 消耗品 10万円
- 内装 20万円
- エステ機器 100万円
- 広告宣伝費 30万円
合計すると160万円ほどになります。
サロンコンセプトやお部屋の状態、宣伝方法によっては、初期費用をもっと抑えることもできます。
あくまで目安ということでご参考になさってください。
お客さまに喜んでいただける自宅サロンのつくり方
メリット・デメリットを知っていただいたところで、ここからは、より魅力的なサロンにするためには、どのようにすればよいのかご紹介してまいります。
DIYや香りで演出
サロンのために改装ができるのであればベストですが、料金的に大掛かりな改装ができないという場合は、DIYなどで理想のサロンに近づけましょう。
DIY=大工仕事でなくても、インテリアやカーテンを変えたりパーティションを置くだけでも雰囲気はガラッと変えられます。
またアロマデフューザーやお香も有効です。
季節やお客さまによって香りを変えたりするのも良いですね。
オールハンド施術で特別感
自宅サロンに大きなマシンを置いてしまうと圧迫感があり、お客さまにリラックスしてもらえないかもしれません。
場所が狭くて、マシンを置くことを躊躇しているのであれば、思い切ってオールハンドにしてみればいかがでしょう?
ハンド施術は、マシンと異なりお客さまによって強さなどを変えることができるので、マシンが苦手なお客さまには、むしろ喜ばれます。
オールハンド施術で勝負するのも良いかもしれません。
初期費用も抑えられますよ。
まとめ
自宅サロンについてご紹介してまいりましたが、自宅サロン成功のカギは、集客です。
自宅サロンという分かりにくい立地を逆手に取って、隠れ家エステをコンセプトにしたり、開業すぐのPRには、予約サイトやフリーペーパーを利用して知名度を高め、そのあとは、SNSを活用して集客するというのもおすすめです。
ポイントは、あくまでも大手サロンを目指さないこと。
自宅サロンは大手サロンにはない良さがあります。
その良さを前面に出してPRすれば、時間はかかるかもしれませんが、必ず結果につながるでしょう。
自宅サロン経営は、工夫と根気強さも必要です。
この記事の監修者
株式会社SHEMEN(シーメン)
法人番号:5120101058391
業務用エステ機器販売 業務用美容機器の製造・販売及び輸出入
業務用エステ美容機器・ホームケア用美容機器のOEM/ODMの受託を行っています。
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